「ゆくゆくは」と「いずれは」の違いとは?分かりやすく解釈

「ゆくゆくは」と「いずれは」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「ゆくゆくは」「いずれは」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ゆくゆくは」とは?

「ゆくゆくは」とは、「やがては」「将来的には」「最終的には」「行く末は」などの意味を表す言葉です。

漢字では「行く行くは」と表記され、「行く行く」には「やがて」「将来」「行く末」のほか、「歩きながら」「道すがら」という意味が含まれています。


「ゆくゆくは」の使い方

「ゆくゆくは」は副詞的に使われています。


「いずれは」とは?

「いずれは」とは、そんなに遠くない未来のことを指して、「やがては」「将来的には」などの意味を表す言葉です。

漢字では「何れは」と表記され、「いずれ」には「そのうち」「近々」など「あまり遠くない将来」という意味のほか、「どれ」「どちら」「どっち」「結局」「いずれにしても」という意味が含まれています。

「いずれは」の使い方

「いずれは」は副詞的に使われています。

「ゆくゆくは」と「いずれは」の違い

「ゆくゆくは」「やがては」「将来的には」「最終的には」「行く末は」など時間的に近い未来から遠い未来までを指して用いられる表現です。

対して、「いずれは」は時間的にあまり遠くない未来というニュアンスで「やがては」「将来的には」という意味で用いられる表現です。

「ゆくゆくは」の例文

・『今は小さな会社だが、ゆくゆくはもっと規模を拡張するつもりだ』
・『この環境問題は、ゆくゆくは一国ならず地球規模の問題にまで発展する可能性が高い』

「いずれは」の例文

・『彼はいずれは会社を率いる立場となるだろう』
・『彼女は幼くして優秀であるため、いずれは立派な人物となるのだろう』

まとめ

「ゆくゆくは」「いずれは」はどちらも「やがて」「将来的に」などの意味で用いられる表現ですが、指し示す未来の範囲に細かい違いがありました。