「略称」と「略号」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「略称」と「略号」の違い生活・教育

この記事では、「略称」「略号」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「略称」と「略号」の違い

「略称」とは、「正式な名前を省略した名称」を意味しています。

「略称」の一つの例として「OPEC(正式名称・石油輸出国機構)・コンビニ(コンビニエンスストア)」がありますが、このように「略称」とは正式な名前(名詞)を略したもののことです。

「略称」に対して「略号」とは、「ある対象をより簡単に指示するために決められた記号」を示している違いがあります。

「略号」の一例として、「cm(センチメートル)・cm3(立法センチメートル)・μA(マイクロアンペア)・東京駅をトウの記号で表すような駅名の省略記号」などがあります。

「略称」「正式の名前を略した呼び方」であり、「一般社会における認知度が高いもの」も多く含まれます。

一方、「略号」「それを知らないとまず分からない省略した記号」であるという違いがあります。

「略称」と「略号」の使い方の違い

「略称」「NATO(北大西洋条約機構)・EU(ヨーロッパ共同体)」のように、「正式名称を省略した呼び方」を指して使われています。

「略称」に対して「略号」のほうは、「ある事柄をより効率的に表すために考案された記号」を示して使われるという違いが挙げられます。

「略称」「略称そのものが意味を持っている省略した名称」として使われます。

一方で、「略号」というのは「それを覚えている人にしか意味が伝わらない略した記号」として使用される違いがあるのです。

「略称」と「略号」の英語表記の違い

「略称」は、英語を使って表記すると以下になります。

“abbreviation”……元々の名称を短く省略した略称。

“short for~”……~を略したものである。

略称について説明する時の英語表現です。

「略号」は、英語を用いて表現すると以下になります。

“brevity code”……物事を短く簡潔に指し示したコード(記号)。

略号。

“general designation”……一般的なものとして指定(定義)された記号・称号。

略号。

「略称」の意味

「略称(りゃくしょう)」とは、「元々の名称を短く略した呼び方」を意味しています。

「略称」というのは、「正式名称の頭文字や一部を取るなどして短くした名称」を示している言葉なのです。

元々の名称の一部を取って省略するパターンの「略称」としては、「ファミレス(ファミリーレストラン)・マック(マクドナルド)・ドンキ(ドンキホーテ)・デジカメ(デジタルカメラ)」などがあります。

英語の正式名称の頭文字を取って省略するやり方の「略称」としては、「TPP(環太平洋経済連携協定)・ICPO(国際刑事警察機構)・OECD(経済協力開発機構)」などが挙げられます。

「略称」の使い方

「略称」の使い方は、「元々の正しい名称を省略した呼び方」を指して使うというものです。

「略称」という表現は、「本来の正式名称を短縮したりその頭文字を取ったりした名称」の意味合いで使うことができるのです。

「略称」を使った例文

・『スタバやドンキのようなお店の名前の略称は、日常生活で当たり前のように使われています。』

・『若者が使っている略称の意味が分からない時に、自分も年を取ったなと感じます。』

・『ASEANは東南アジア諸国連合の略称ですが、ASEANは中国を牽制する役割も果たしています。』

・『CIAやFBIのようなアメリカの公的機関の略称は、洋画・米国ドラマの影響で自然に覚えてしまいます。』

・『マクドナルドについて関東圏ではマック、関西圏ではマクドの略称が使われることが多いとされています。』

「略称」の類語

「略称」の類語には、以下の言葉があります。

・『略語(りゃくご)』……元々の言葉を省略して簡潔・特徴的にしたもの。

・『短縮(たんしゅく)』……省略して短くすること。本来の長さよりも短く縮めること。

・『ニックネーム』……その人の特徴を端的に表したり本名を文字ったりしてつくった渾名(あだな)。

「略称」の対義語

「略称」の対義語には、以下の言葉があります。

・『正式名称(せいしきめいしょう)』……呼びやすくするための省略をしていない元の正しい名前・呼称。

「略号」の意味

「略号(りゃくごう)」とは、「対象となる事物を簡潔に表現するために考案・定義された記号」を意味しています。

「略号」というのは、「省略した言葉」ではなくて「結果として省略することになる決められた記号」のことを示唆している言葉です。

「略号」の一例として、「cm(センチメートル)・m(メートル)・g(グラム)・kg(キログラム)・dl(デシリットル)・l(リットル)」などの単位記号を挙げることができます。

それ以外にも、「駅名・国名の略号」などが存在します。

「略号」の使い方

「略号」の使い方は、「ある物事をより簡潔かつ効率的に表すために定義された記号」を意味して使うという使い方になります。

「略号」という言葉は、「ある対象をコンパクトに表現するために考えられた、省略された記号」を指して使用することができるのです。

「略号」を使った例文

・『世の中には私が知らないジャンルの略号がまだたくさんあります。』

・『電車が止まる駅の略号は、新宿駅をシクと呼ぶようにカタカナの二文字で表されます。』

・『電報略号というのは、電報を打つ際に定形的な文章をコード化したものです。』

・『長さや重さ、容積などを表すための単位記号も、略号の一種として解釈されます。』

・『アメリカは略号でUSAと表記しますが、中国の3文字の略号はCHNで表されています。』

「略号」の類語

「略号」の類語には、以下の言葉があります。

・『記号(きごう)』……ある物事を区別したり内容を示したりするために使われる言葉・マーク・図形。

・『略称(りゃくしょう)』……正式名称を頭文字を取るなどして省略した呼称。

・『紋章(もんしょう)』……特定の個人・集団・家系などを象徴的に指し示す意匠(デザイン)。

「略号」の対義語

「略号」の対義語には、以下の言葉があります。

・『正式名称(せいしきめいしょう)』……簡潔に略していない、本来の正しい名前。

まとめ

「略称」「略号」の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか? 「略称」「略号」の意味・使い方・英語表記の違いや類語・対義語を詳しく知りたい場合は、この記事の解説をチェックしてみてください。