この記事では、「質問する」と「聞く」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「質問する」とは?
疑問に感じたり、理解できない内容について知識がある人に問いただすことを「質問する」【しつもんする】といいます。
自分だけの知識では理解不能に感じたり、資料や図鑑を見ても分からないと思う内容について教師や専門家、講師といった人に疑問を投げかけ、不可解に感じる事柄について解決するのです。
職場では、部下が何をどのように勧めていけばいいか上司や周囲へ具体的に聞き、問題なく仕事をすすめます。
「聞く」とは?
人へ何すればいいか尋ねる行為を「聞く」【きく】といいます。
職場に初めて配属されたとき、何をしていいかまったく分からない人は社員や上司にどうすればいいか尋ねれば自分がやるべき仕事を教えてくれるでしょう。
また、どこに資料室があるか従業員に尋ねれば具体的に行く方法を教えます。
このように、分からないことを相手に聞けば正しい道順や方法について教えてくれるのです。
「質問する」と「聞く」の違い
「質問する」と「聞く」の違いを、分かりやすく解説します。
自分だけの力や知識では問題をどう解決すればいいか分からないとき、知識がある者に問うことを「質問する」といいます。
とくに、自分の中で不安に感じてしまうほど理解に苦しむ問題であったとき、人は進んで問いかけるのです。
もう一方の「聞く」は、次に何をすればいいか知る人に尋ねたり、行く場所が分からないとき施設の人にある所を正しく教えてもらう行為を指します。
「質問する」の例文
・『円周率について詳しく知りたいので、数学の教師に質問した』
・『SL機関車を走らせるには何が必要か、専門家に質問した』
「聞く」の例文
・『福島駅にはどのように行けば迷わずに行けるか料金所で聞いた』
・『珠という漢字を書くとき、どこから書き始めればいいか先生に聞いた』
まとめ
自分が疑問に感じたとき、うまく解決するために人は進んで知識がある者へ尋ねたり、問うといった行動を起こします。
どのような状況のとき、どちらの言葉を使うか学んでみるといいでしょう。