この記事では、「見計らう」と「見積もる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見計らう」とは?
「見計らう」は「みはからう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「時間やタイミングのおおよその見当をつける」という意味です。
「品物などを見ながら適当に選び出す」という意味です。
「見計らう」の言葉の使い方
「見計らう」は動詞として「見計らう・見計らった」と使われたり、副詞として「見計らって~する」などと使われます。
「見+計らう」で成り立っている語で、「見」は動詞「見る」の連用形で「視覚で捉える」から転じて「観察し判断する」という意味、「計らう」は「考え合わせて適切に処置する」「適当に選び定める」という意味、「見計らう」で「観察して考え、適切に判断すること」になります。
「見積もる」とは?
「見積もる」は「みつもる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「見た目や気持ちではかっておおよその見当をつける」という意味です。
2つ目は「ビジネスで、だいたいの費用や日数などを算出すること」という意味です。
「見積もる」の言葉の使い方
「見積もる」は動詞として「見積もる・見積もった」と使われたり、名詞として「見積り」などと使われます。
「見」は「観察し判断する」という意味、「積もる」は「物が次々に重なって高くなる」から転じて「推測する」という意味、「見積もる」で「観察した結果を重ねて推測すること」になります。
「見計らう」と「見積もる」の違い
「見計らう」は「観察して考え、適切に判断すること」になります。
「見積もる」は「観察した結果を重ねて推測すること」になります。
「見計らう」の例文
「見計らう」の例文は以下の通りです。
・『頃合いを見計らってお金の話題を切り出す』
・『タイミングを見計らって呼び出す』
「見積もる」の例文
「見積もる」の例文は以下の通りです。
・『車の買取金額を見積もる』
・『当日予想される来場者を見積もる』
まとめ
今回は「見計らう」と「見積もる」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。