この記事では、「フルーツトマト」と「プチトマト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フルーツトマト」とは?
品種名ではなく、特別な栽培方法をして高糖度にしたトマトのことです。
特別な栽培方法にはいくつかあり、たとえば土壌中の塩分濃度を高くする、根が伸びる範囲を狭くする、肥料の吸収を抑えるなどがあります。
これらのストレスをトマトに与えることで甘みが凝縮されます。
また、水やりを抑えることでも甘みが凝縮されます。
水やりを控えているため、あまり大きくはなりません。
一般的なトマトは糖度が3〜5度です。
どの程度の糖度ならば「フルーツトマト」と呼ぶのか正式に決まっていませんが、一般的には8度以上あるとこのように呼ばれます。
中には10度以上のものもあります。
これはフルーツ並みです。
「プチトマト」とは?
小型のトマトのことです。
タキイ種苗が小ぶりなトマトをこの名で販売していましたが、今は販売をしていません。
一般的には、小さなサイズのトマトをこのように呼んでいます。
また、小さなサイズのトマトはミニトマトとも呼ばれます。
重さが20〜30gほどのものです。
特別な栽培方法をしなくても、もともと大きくはなりません。
一口サイズほどなので、丸ごと口にすることができます。
「フルーツトマト」と「プチトマト」の違い
「フルーツトマト」と「プチトマト」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は糖度による呼び方です。
糖度について正式には決まっていませんが、糖度8以上だとこの名で呼ばれることが多くあります。
大きく育ちませんが、大きさによってこのように呼んでいるのではありません。
後者は以前にタキイ種苗が販売していた品種名です。
現在は販売されていません。
現在は、小さなサイズのトマトがこのように呼ばれています。
糖度ではなく、大きさによる呼び方です。
まとめ
一方は糖度による呼び方、もう一方は大きさによる呼び方です。