「用意する」と「準備する」の違いとは?分かりやすく解釈

「用意する」と「準備する」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「用意する」「準備する」の違いを分かりやすく説明していきます。

「用意する」とは?

あらかじめ必要なものをそろえる、という意味です。

たとえば、家にお客さまがやってくるとします。

家の者は、お客さまのためにお菓子やお茶をそろえたり、新しいスリッパを購入したりしました。

お客さまがくる前に必要なものをそろえています。

これを「お客さまを迎える用意をする」といいます。

今度は漬物を作ることで説明をします。

漬物を作るためには、野菜や漬け液などが必要です。

手軽に作るためにポリ袋を使うことにもしました。

「さあ、作ろう」というときのために、前もって野菜やポリ袋などは買っておく必要があります。

こうして必要なものを整えることを「材料や道具を用意する」といいます。


「準備する」とは?

ある事柄をする前に、必要なものをそろえたり態勢を整えたりするという意味です。

運動会を開催することになりました。

そのためには、テントを設営したり、ダンスに使う小道具を整えたりしなければなりません。

こういったものをあらかじめ整えることをいいます。

今度は夕飯のことで説明をします。

夕飯を食べるためには、その前にあらかじめやっておくことがあります。

買い物をして料理を作るための材料をそろえる、その材料を使って調理をするなどを行います。

こういった行為を「夕飯の準備をする」といいます。


「用意する」と「準備する」の違い

「用意する」「準備する」の違いを、分かりやすく解説します。

必要なものをあらかじめそろえるという意味は同じです。

「出かける用意をする」「出かける準備をする」と同じように使えます。

後者の場合、組織的な運営をすることも意味に含みます。

「運動会の準備をする」という場合、運動会を行うために必要な道具をそろえることだけでなく、運動会を行うための組織を運営することまで意味に含みます。

前者はものをそろえることに重点があります。

まとめ

あらかじめ整えるという意味が同じで、同じように使うこともできますが、一方には態勢を整えるという意味も含まれており、この点が違います。