この記事では、「有志」と「賛同」の違いを分かりやすく説明していきます。
「有志」とは?
「有志」は「ゆうし」と読みます。
意味は、「あるものごとに関心を持ち、自らかかわろうと思うこと」です。
「有志」の言葉の使い方
「有志」は名詞・形容動詞として「有志だ・である」「有志一同」などと」使われます。
「有」は「あ(る)」とも読み「~が存在する」という意味、「志」は「こころざし」とも読み「心がある目標をめざして動く」という意味、「有志」で「ある目標を目指して動く心が存在すること」になります。
「賛同」とは?
「賛同」は「さんどう」と読みます。
意味は、「他人の意見・提案などと、同じ意見であったり、それが良いと思うと意思表示すること」です。
「賛同」の言葉の使い方
「賛同」は名詞として「賛同する・した」「賛同を得る」などと使われます。
「賛」は「たた(える)」とも読み「わきから力を添えてたすける」「ほめたたえる」から転じて「同じ考えを持つ」という意味、「同」は「おな(じ)」とも読み「ひとしい」「一緒にする」という意味、「賛同」で、「他の人と等しい考えを持つと意思表示すること」になります。
「有志」と「賛同」の違い
「有志」は「ある目標を目指して動く心が存在すること」です。
「賛同」は「他の人と等しい考えを持つと意思表示すること」です。
「有志」の例文
「有志」の例文は以下の通りです。
・『有志が集まって友人の送別会を開く』
・『この寄付金は有志一同からです』
・『一緒にイベントを運営する融資を募る』
「賛同」の例文
「賛同」の例文は以下の通りです。
・『彼のコスト削減へ向けたアイデアに深く賛同する』
・『彼女の昇進に関して、役員全員が三賛同する』
・『イベントの主旨に賛同して支援を申し入れる』
まとめ
今回は「有志」と「賛同」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。