この記事では、「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「指示を仰ぐ」とは?
仕事が終わった後、上司から次は何をすればいいか具体的に伝えられることを「指示を仰ぐ」【しじをあおぐ】といいます。
例えば、次は取引先に電話して、いつ会えるか聞き出すといった仕事するよう具体的に指示される側の状態を指すのです。
使い方としては、「評論家の指示を仰ぐ」といえば、知識がある専門家の意見を聞いた上で次の行動を考えます。
「判断を仰ぐ」とは?
まだ仕事や作業している途中に、上司から作成した書類内容が認められるか待つことを「判断を仰ぐ」【はんだんをあおぐ】といいます。
他にも具合が悪いときは医者に行き、診断してもらってどう治療すればいいか伝えてもらい、行動することも「医師の判断を仰ぐ」というわけです。
このように、結果が知りたいと思うとき、相手へ答えをうながして得るといった場面で使われています。
「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」の違い
「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」の違いを、分かりやすく解説します。
何もしていないとき、目上の人から何をすればいいか具体的に伝えられることを「指示を仰ぐ」といいます。
自分では何をすれば決められない状況であるとき、職場で仕事分配する者に何をすればいいか具体的に教えてもらうわけです。
もう一方の「判断を仰ぐ」は上司や医者、教師といった上の立場の者に提出した書類、レポート内容に目を通してもらい、その内容でいいか返答を待つという意味があります。
「指示を仰ぐ」の例文
・『午後からの仕事は何すればいいか、上司に指示を仰ぐ』
・『社長からの指示を仰ぐのもいいが、自分で仕事を見つけてもいい』
「判断を仰ぐ」の例文
・『落ち込むときはカウンセラーに相談し、判断を仰ぐといい』
・『企画内容がいいか分からないので、会議にかけて判断を仰ぐ』
まとめ
職場でよく使われている言葉を2つご紹介しましたが、「指示」か「判断」といった違いがありますので、どのような状況でどう使えばいいか自分なりに考えて使ってみるといいでしょう。