この記事では、「伺います」と「参ります」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「伺います」とは?
相手にお目にかかるという意味で使うのが「伺います」【うかがいます】です。
使い方としては、「オフィスへ伺います」といい、謙虚に相手が働く場所に行かせて頂くといった意味で使います。
立場がある者や目上の人が働く場所へ伺わせて頂くのは、相手を尊敬し、立てる述べ方になるのです。
丁寧な言い方として、上司に用事がある部下の方が出向くときに使います。
「参ります」とは?
用事がある人にお会いするという意味で使われているのが「参ります」【まいります】です。
相手を立てる言い方ではなく、あくまでも自分が用事ある所へ行くという意味で使われています。
使い方としては、「会議室へ参ります」といい、自らが改まった言い方でこれからどう行動するかを丁寧に伝えるわけです。
「伺います」と「参ります」の違い
「伺います」と「参ります」の違いを、分かりやすく解説します。
お目にかかる相手が尊敬の対象になるときは「伺います」を使いますが、敬意を払う相手に会う場合は「参ります」を使います。
相手が働く場所へ足を踏み入れることへ謙遜の気持ちを込めて使うのが「伺います」であり、ぜひお目にかかりたいと思う自分の気持ちを表す言葉です。
もう一方の「参ります」は、自らが用事ある相手がいる場所へ向かって会うため出向くといった状況を表します。
「ぜひお会いしたい」という気持ちを込めていて、相手がどこにいても使える言葉です。
「伺います」の例文
・『書類を渡したいので、これから部長のオフィスへ伺います』
・『先日渡した書類を受け取るため、オフィスへ伺います』
「参ります」の例文
・『データを収集後、資料を持って会議室へ参ります』
・『明後日、午後3時に取引先へ参ります』
まとめ
意味が似ている言葉ですが、相手の働くオフィスへ行くときは「伺います」を使い、場所に関係なく出向く場合は「参ります」を使うと覚えておくといいでしょう。