この記事では、「例年」と「毎年」の違いを分かりやすく説明していきます。
「例年」とは?
「例年」は「れいねん」と読みます。
意味は、「特定の年だけそうなのではなく、どの年もだいたいそうである様子」です。
「例年」の言葉の使い方
「例年」は名詞として「例年通り」「例年になく」「例年以上に」などと使われます。
「例」は「たとえ」とも読み「引き比べて参照すべき事柄」「以前から行われている事柄」「いつもどおり」という意味、「年」は「とし」とも読み「一二か月を単位とする時間」という意味、「例年」で「その年のある時期になるとだいたい行われていること」に使われる表現です。
「毎年」とは?
「毎年」は「まいとし」と読みます。
意味は、「特定の年だけそうなのではなく、どの年も同じようにそうである様子」です。
「毎年」の言葉の使い方
「毎年」は名詞として「毎年恒例」「毎年のこと」「毎年の様に」などと使われます。
「毎」は「ごと」とも読み「つねに」「そのたびごとに」という意味、「年」は「一二か月を単位とする時間」という意味、「毎年」で「その年ごとに常に行われていること」になります。
「例年」と「毎年」の違い
「例年」は「その年のある時期になるとだいたい行われていること」です。
「毎年」は「その年ごとに常に行われていること」です。
「例年」の例文
「例年」の例文は以下の通りです。
・『今年の冬は例年になく積雪量が多い』
・『全国的に桜の開花が例年より早まりそうです』
・『例年にない長雨で除湿機の売れ行きが伸びる』
「毎年」の例文
「毎年」の例文は以下の通りです。
・『毎年恒例の花火大会が今年も開催される』
・『毎年数多くのアイドルがデビューしては消えていく』
・『毎年夏になると実家に帰省する』
まとめ
今回は「例年」と「毎年」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。