「クラウドストレージ」と「NAS」はデータの保存領域を指す言葉ですがそれぞれ何を表してこのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「クラウドストレージ」と「NAS」の違いを解説します。
「クラウドストレージ」とは?
「クラウドストレージ」とは、「インターネット上に存在するデータの保存領域」を指す言葉です。
「クラウドストレージ」の使い方
ハードディスクや USB などローカルでデータを保存する物理メディアではなく、サーバー上に用意された保存領域にインターネットを通じてデータを保存したり閲覧したりする仕組みを指します。
ソフトウェアやハードウェアなどのパッケージを使わず端末からインターネットを通じてサービスやデータを利用する仕組みのことを確かに存在しても実態がつかめない雲に例えて「クラウド」といいます。
クラウドを利用したストレージ(データ保存領域)がクラウドストレージです。
「NAS」とは?
「NAS」とは、「コンピュータとローカルで接続するネットワークファイルサーバー」のことです。
「NAS」の使い方
LAN常に設置するファイルサーバーのことでネットワーに接続されたストレージを意味する「Network Attached Storage」の頭文字を取って「NAS」と呼ばれます。
ハードディスクやSSDなど一般的なストレージは一つのマシンに一つの保存領域が結びつきますが「NAS」は大容量の保存領域をLANに接続している複数台のマシンで共有します。
「クラウドストレージ」と「NAS」の違い
インターネット上に用意された記憶領域が「クラウドストレージ」、LAN上に用意された記憶領域が「NAS」です。
どちらもネットワークを通じてデータをやり取り仕組みですが設置されているネットワークの種類が異なります。
「クラウドストレージ」の例文
・『クラウドストレージにデータを保存する』
・『月額制でクラウドストレージを契約する』
・『万が一に備えてクラウドストレージにバックアップしておく』
・『クラウドストレージなら同期が容易だ』
「NAS」の例文
・『自宅にNASを組む』
・『NAS用のハードディスクを購入する』
・『データはすべてNASに保存している』
・『重要なファイルはNASで共有している』
まとめ
「クラウドストレージ」と「NAS」は仕組みはよく似ていますが保存領域を置く場所が違います。
利用方法も異なるのでそれぞれの仕組みをきちんと理解しておきましょう。