この記事では、「お手間」と「お手数」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お手間」とは?
お手間は、おてまと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、費やされる時間や労力といった意味を持っている手間の漢字の前に、おを付ける事で丁寧語にした言葉となっています。
だからこそお手間は、労力や時間という意味を表すのです。
「お手間」の言葉の使い方
お手間は、時間や労力を費やすという意味で使われる言葉となっています。
ただし丁寧に表現している事から分かる様に、他者に時間や労力を掛けさせてしまったという意味の言葉として使用されるのです。
故に、お手間を取らせてしまい、といった表現を見掛ける事が出来ます。
「お手数」とは?
お手数は、おてすうと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、行うために要する動作や作業の数といった意味を有する手数の漢字に、おの平仮名を加える事で敬意を込めた言葉となっています。
以上の事からお手数は、面倒な事とか煩わしい事といった意味を示すのです。
「お手数」の言葉の使い方
お手数は、面倒な事といった意味の言葉として用いられています。
ただし丁寧におを付けて使用している事から分かる様に、他者に対して用いる言葉です。
なのでお手数をお掛けして、という風に相手に面倒を掛けてしまうという意味で、利用されています。
「お手間」と「お手数」の違い
お手間とお手数の文字表記を比較すると、最後が間と数という漢字の違いがある事を発見可能です。
所がその他の文字は同じであり、どちらも負担を掛けた相手に対して使用する言葉となっています。
ただしお手間は、費やした時間に対して労う際に使われる言葉です。
一方のお手数は、作業の数に対して労う言葉となっています。
まとめ
2つの言葉は共通する文字が複数あるだけでなく、どちらも働いてくれた人に対する労いの言葉として利用されているのです。
ちなみにお手間は、費やしてくれた時間を労います。
対するお手数は、動作や作業の数に対し労うのです。