「ご返信ください」と「ご返信下さい」の違いとは?分かりやすく解釈

「ご返信ください」と「ご返信下さい」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「ご返信ください」「ご返信下さい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ご返信ください」とは?

「ご返信ください」とは、相手に手紙やメール、電話などの返信を依頼する時に使用する言葉です。

ビジネスメール等でも使われています。

「返信」「ご」がついているのは、丁寧な言い方にするためです。

「ご」は尊敬を表す接頭辞なので、「ご返信」は尊敬語となります。

「ください」は、「くれ」の尊敬語です。

「くれ」は命令形なので、「返信しろ」という命令を敬語にしたのが「ご返信ください」という表現になります。

例えば、イベントへの出欠を確認したい時などに「〇月〇日までにご返信ください」と記載したりします。


「ご返信下さい」とは?

「ご返信下さい」は返信をお願いする言葉ですが、使い方としては間違っています。

漢字の「下さい」を使うのは、「〇〇を下さい」というように実質動詞として使う場合です。

「飲み物を下さい」とか「お金を下さい」「時間を下さい」等のように使用します。

「ご返信下さい」の場合、「〇〇してください」のように補助動詞として使われているので、「ご返信ください」と平仮名を使うのが正しい使い方になります。

漢字の「下さい」を使いたい場合には「返信を下さい」となりますが、「ご返信ください」という言い方の方が一般的です。


「ご返信ください」と「ご返信下さい」の違い

「ご返信ください」「ご返信下さい」も相手に返信をお願いする時に使われていますが、「ご返信下さい」は間違った使い方です。

補助動詞として使う場合には平仮名の「ください」を使うので、「ご返信ください」というのが正しい使い方になります。

まとめ

「ご返信ください」「ご返信下さい」では、「ご返信ください」の方が正しい使い方です。

「〇〇してください」のように補助動詞として使う場合には、漢字の「下さい」ではなく平仮名の「ください」を使用します。