「ごめんなさい」と「ごめんください」にはどのような意味の違いがあるのでしょうか。
今回は、「ごめんなさい」と「ごめんください」の違いを解説します。
「ごめんなさい」とは?
「ごめんなさい」とは、「他人に謝罪し許しを求める時の言葉」です。
「ごめんなさい」の使い方
相手に対して迷惑をかけるなど悪いことをしてしまった時に使う言葉で、相手に対する謝りの気持ちを示すと同時に許してほしいと乞い願う気持ちを表します。
漢字で表記すると「御免なさい」となります。
「御免」は許しを求めることを表す言葉で「免じてほしい」という気持ちが込められた表現です。
「ごめんください」とは?
「ごめんください」とは、「訪問先に到着したことを知らせる呼びかけのあいさつ」です。
「ごめんください」の使い方
他人の家や会社など訪問先で最初に口にする言葉で、相手の姿が見えない時に到着したことを伝えるため呼びかけるように口にします。
訪問先で使う定型句のような挨拶言葉でありマナーとして多くの人が使いますが深い意味はありません。
「ごめんなさい」と「ごめんください」の違い
相手に謝罪し許しを求める謝りの言葉が「ごめんなさい」、訪問を知らせる最初のあいさつが「ごめんください」という違いで区別されます。
どちらも「御免」という言葉に由来しますが「ごめんなさい」は自分がしでかしたことに対する許しを求めているのに対し、「ごめんください」は突然訪問した無礼を詫びる気持ちや家に入る許可を求める意味で使われているという違いがあります。
「ごめんなさい」の例文
・『ごめんなさいの一言が言えない』
・『素直にごめんなさいと謝れば許してくれるはずだ』
「ごめんください」の例文
・『玄関でごめんくださいと声をかける』
・『ごめんくださいと声をかけたのに誰も出てこない』
まとめ
「ごめんなさい」と「ごめんください」は使う場面が全く異なります。
誰でも一度は口にしたことのある常識的な言葉なので意味を正しく理解し適切に使いましょう。