「おります」と「います」は意味が同じで、日常生活でよく使う言葉です。
この記事では、「おります」と「います」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おります」とは?
「おります」は目上の人やかしこまった場面で使う丁寧語です。
この言葉は「いる」、つまりそこに存在しているとの意味を持ちます。
また丁寧語の中でもより丁重語(謙譲語II)と呼ばれる部類に属します。
ビジネス相手などには「2階のフロアにいます」ではなく、「2階のフロアにおります」と「おります」を使った表現するのが正解です。
相手に対してのより丁重な姿勢が伝わります。
「います」とは?
「います」は「いる」という言葉の丁寧語です。
親しい間柄なら「ここにいる」など普通の表現でも問題ありません。
しかし社会人ならに対し「ここいます」と丁寧な表現する方が、美しい日本語を使っていると印象を与えるはずです。
「おります」と「います」の違い
「おります」と「います」の違いを、分かりやすく解説します。
「おります」と「います」は「いる」という言葉を丁寧にした表現です。
つまりこの二つの言葉の意味に違いはなく、そこに存在しているということを表します。
しかし「おります」は「います」よりさらに丁寧な表現の丁重語と呼ばれるものです。
この表現はビジネスや大切な相手に対して使うのが一般的です。
ちなみにビジネス当て、目上の人、自分よりポジションの高い人が存在している、つまり「いる」という状況を表す場合には、「いらっしゃる」との表現を使います。
「おります」の例文
・『本日は終日会場におりますので、いつでもお越しください』
・『毎週木曜日には本社の方におります』
「います」の例文
・『土曜日以外は夜8時には家にいます』
・『新宿駅の西口改札の近くにいます』
まとめ
「おります」と「います」は丁寧な表現です。
特に「おります」はビジネス相手や目上の人との会話でよく使用されます。
「います」も丁寧な言葉遣いですが、社会人になればより丁重さがある「おります」を間違わないで使えるようにしておく必要があります。