「ever」と「before」はどちらも過去を表す時に使う英単語です。
2つの英単語にはどのような意味の違いがあるのでしょうか今回は、「ever」と「before」の違いを解説します。
「ever」とは?
「ever」とは、「現時点よりも前の全ての時間」を指す英単語です。
「ever」の使い方
「ever」は特定の時間を表す時に使う英単語です。
時間を表す英単語は他にもいろいろありますが「ever」が表すのは現時点を基準とした時よりも前の時間、つまり「過去のどの時点をとっても」という意味で使われます。
過去の全ての時間において当てはまる場合に用いられる言葉で一切の例外なくすべての過去が「ever」に含まれます。
日本語に訳す場合は「生まれてから今まで」「これまでに一回も」といったように翻訳され、現時点にいたるまでのすべての範囲を指す意味で使う表現です。
「before」とは?
「before」とは、「今よりも前の時点」を指す英単語です。
「before」の使い方
話者が話しているその瞬間を基準とした時にそれよりも前の時点を指します。
指し示す範囲ははっきりしたものではなく漠然とした今よりも前を表す際に用いられる表現です。
「ever」と「before」の違い
「ever」と「before」はどちらも現在よりも前の時間を表します。
「ever」は今よりも前に当たる全ての範囲を指す断定的な表現であるのに対し、「before」は漠然とした今よりも前を表しあいまいな部分が含まれるという違いがあります。
「ever」は生まれてから一度も経験していないことなどはっきりと断言できる過去に対して使いますが「before」は覚えている範囲の過去などはっきりと断言できない前の時間に対して使う表現です。
「ever」は否定文のみで使いますが「before」は肯定文でも使えるという違いもあります。
まとめ
「ever」と「before」はどちらも今よりも前の時間を表す表現ですが確証性の強さと肯定か否定かの違いで区別されます。
混同しやすい英単語なので正しく意味を理解しておきましょう。