この記事では、「楽しい」と「楽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「楽しい」とは?
「楽しい」は「たのしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「満ち足りていて、愉快な気持ちになること」という意味です。
2つ目は、「裕福な様子」という意味ですが、こちらの意味で使われることはほとんどありません。
3つ目は「豊作であること」という意味ですが、こちらも日常で使われることはほとんどありません。
「楽しい」の言葉の使い方
「楽しい」は形容詞として使われたり、副詞として「楽しく過ごす」などと使われたり、名詞として「楽しさ」「楽しみ」などと使われます。
「楽」という漢字は、「どんぐりを付けた神事の際に使われる楽器」を表す会意形成文字で、「にぎやかな音で神さまを楽しませること」から「満ち足りて愉快であること」という意味で使われる様になりました。
「楽」とは?
「楽」は読み方により意味が違ってきます。
「らく」と読む場合の意味は以下の通りです。
1つ目は「心身に苦痛がなく、心地よく安らかなこと」という意味です。
2つ目は「生活が豊かなこと」という意味です。
3つ目は「たやすくできること」という意味です。
「がく」と読む場合、「楽器を使うこと」という意味で、基本的に「音楽」「楽団」など熟語として使われます。
「楽」の言葉の使い方
「楽」は「らく」と読む場合、名詞・形容動詞として「楽だ・である」「楽に暮らす」「楽な問題」などと使われます。
上記で紹介した「楽しい」から変化した意味とされています。
「楽しい」と「楽」の違い
「楽しい」は「満ち足りて愉快であること」です。
「楽」は「らく」と読む場合、「心地よく安らかなこと」「生活が豊かなこと」「たやすくできること」です。
「楽しい」の例文
「楽しい」の例文は以下の通りです。
・『明日は楽しい温泉旅行だ』
・『楽しいことがあるから仕事ができる』
・『ゲームしている時が一番楽しい』
「楽」の例文
「楽」の例文は以下の通りです。
・『頭痛薬を飲めば楽になる』
・『副業で暮らしが楽になる』
・『楽にできる仕事を探す』
まとめ
今回は「楽しい」と「楽」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。