この記事では、「忘れる」と「思い出せない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「忘れる」とは?
記憶になくなるという意味です。
子どもが母親から買い物を頼まれたことで説明をします。
子どもが母親から「帰りにスーパーで人参を買ってきて」と、朝学校に出かける前に頼まれました。
子どもは学校から帰る時間になりました。
そして、自宅に到着しました。
母親は子どもが人参を買ってきてくれると思っていたのですが、手には何もありません。
おかしいなと思って尋ねてみると、買い物をしてくることが頭から抜けていたといいます。
朝に言われたことが記憶からなくなってしまっていたのです。
このさまを意味します。
「思い出せない」とは?
過去のことや記憶から抜けていたことを頭によみがえらせることができない、という意味です。
買い物を頼まれたことで説明をします。
母親が子どもに買い物を頼みました。
頼んだものは、人参、タマネギ、クミン、ターメリック、コリアンダーです。
これくらいならすべて名前が出てくると思って、メモをせずに買い物に行きました。
ところが、スーパーについてみると、あと一つだけ買うものの名前がでてきません。
何かあるとはわかるのですが、それが何だかわかりません。
この状態を意味する言葉です。
顔は知っているけれど名前が出てこない、といった状態もこの言葉が意味するものにあてはまります。
「忘れる」と「思い出せない」の違い
「忘れる」と「思い出せない」の違いを、分かりやすく解説します。
前者の場合は、記憶から抜けているということをわかっていません。
誰かに指摘されて「忘れ」ていたと気がつくことがあります。
後者の場合は、記憶から抜けているということはわかっています。
何かが記憶から抜けているとわかっていますが、それが出てこない状態です。
まとめ
一方は何かがあると自分ではわかっていない状態です。
もう一方は何かがあるとわかっていて、それが出てこない状態です。