「理由」と「事由」の違いとは?分かりやすく解釈

「理由」と「事由」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「理由」【りゆう】と「事由」【じゆう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「理由」とは?

問題が起きた原因は何か聞かれたとき、具体的な訳を述べることを「理由」【りゆう】といいます。

なぜその人は会社を辞めたのかその原因を知り、追求する行為こそが「理由」を解決する課題になるのです。

また、社員同士が喧嘩したときは双方の気持ちを聞き、そうなった結果の詳細を明らかにします。

このように、人や事がどうしてそうなったかを明確にするとき使う言葉です。


「事由」とは?

物事が起こったのは、どのような理由であるか具体的に述べるといった意味を持つのが「事由」【じゆう】です。

なぜそのような状態になってしまったのか原因を追究し、事実を明らかにして伝えます。

法律用語でも使われているように、事件が起きたとき、その原因となった事実は一体何か明らかにすれば、犯人の動機が見えてくるといった状況で使います。


「理由」と「事由」の違い

「理由」「事由」の違いを、分かりやすく解説します。

何が原因で問題が起きたのか具体的に相手へ伝えることを「理由」といいます。

その会社を志望したのは何であるか動機を話すとき、学歴や給与、家から近いといったものを伝えるわけです。

もう一方の「事由」は、何が起きてそのような問題が起きたか具体的に報告する事を「事由」といいます。

職場では仕事で失敗したとき、なぜ問題が起きたのか詳細を書いて上司に提出する「事由書」を書いて報告するのです。

「理由」の例文

・『玩具を作る会社を選んだ理由に、発想を形にしたいからと伝えた』
・『我侭な彼女と別れないのは、放っておけないからだ』

「事由」の例文

・『保険証を紛失したので、事由書を書いて郵送した』
・『事務所の事由により歌手の握手会が来週に変更した』

まとめ

どちらも意味が似ている言葉ですが、使う場面や表現の仕方に違いがありますので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。