この記事では、「基づいて」と「沿って」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「基づいて」とは?
物事を始めるとき、根拠となる記事や画像に「基づいて」【もとづいて】事実を明らかにするといった場面で使う言葉です。
例えば、「過去の捜査資料に基づいて記事にした」といった使い方をすれば、その資料を拠り所にして、人々に本当の事実を正確に伝えます。
この証拠は論証可能であり、綿密な研究した結果や様々な観点から事故の原因を探った証拠を頼りにして、自分なりの結論を出すわけです。
「沿って」とは?
実行するとき、何かと適合させて仕上げるといったときに使うのが「沿って」【そって】です。
例えば、「線路に沿って運転した」といえば、初めて行く場所で道に迷ったときはとりあえず電車が通る道沿いを走れば駅に着くので、安心といった状況を表すわけです。
このような意味から、ビジネスの場面では取引先の「要求に沿って仕事を進める」といった使い方をします。
「基づいて」と「沿って」の違い
「基づいて」と「沿って」の違いを、分かりやすく解説します。
結果や事実、実験のデータなどを参考にして、人々に分かりやすく結論を述べるとき「○○に基づいて作られた」と使う言葉です。
例えとしては、「この映画は真実に基づいて製作した」といえば作られた物語ではなく、事実を偽りなく作品に仕上げたと分かります。
もう一方の「沿って」は、相手の意見や要求に答えられるよう物事を進めていくといった場面で使われています。
自分がいかに人の要望に答えられるか相手がやって欲しい内容を聞き入れて、実現するといった気持ちを伝えるとき使う言葉です。
「基づいて」の例文
・『中国に旅行した後、現地で得た調理方法に基づいて麻婆豆腐を作った』
・『生徒のテスト結果に基づいて、学校の学力結果をデータ化した』
「沿って」の例文
・『機能を正しく使うため、説明書に沿って使い方を把握した』
・『自転車旅行を終えた少年は、国道に沿って我が家を目指した』
まとめ
どちらも似たような言葉ですが、意味や使い方に違いがありますので、その状況においてどちらを使えばよりうまく使いこなせるかを考えてみるといいでしょう。