「意向に沿う」と「意向に添う」の違いとは?分かりやすく解釈

「意向に沿う」と「意向に添う」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「意向に沿う」【いこうにそう】と「意向に添う」【いこうにそう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「意向に沿う」とは?

相手の方針に従うといった気持ちを伝えるときに使うのが「意向に沿う」【いこうにそう】といいます。

このように、仕事をやってほしいといった内容を伝えられたとき、そのやり方に快く賛同し、決意を持って支持通りに物事を進めるといった自分の意思を伝えるわけです。

使い方としては、「上司の意向に沿う」といい、反論もなく、すべて認めたうえで受け入れるといった場面で使われています。


「意向に添う」とは?

人の気持ちに寄り添って意に添うといった意味で使われているのが「意向に添う」【いこうにそう】です。

友好的な関係を保ちつつ、一緒に仕事がしたい、いかに客の立場になって物事を進めるといった気持ちを持って行動するといった場面で使われています。

自分の利益のことばかりを考えるのではなく、人の気持ちに寄り添うようにして、対応するといった気持ちを伝える言葉です。


「意向に沿う」と「意向に添う」の違い

「意向に沿う」「意向に添う」の違いを、分かりやすく解説します。

上司や取引先から仕事の依頼を受けたとき、頼まれた内容を聞いたうえで承認し、受け入れた気持ちを伝えられるのが「意向に沿う」です。

もう一方の「意向に添う」は相手の存在を受け入れて、気持ちに寄り添った計画を掲げたり、行動することを誓うといった場面で使われています。

例えば、客に寄り添った対応を心がけたり、お世話になっている取引先相手の立場を尊重しつつ一緒に行動して、質が良い仕事をやろうといった場面で使うわけです。

「意向に沿う」の例文

・『意向に沿う形を示せば、取引先に信頼される間柄となった』
・『部下は社長の意向に沿うため、すぐに行動へと移した』

「意向に添う」の例文

・『いい関係を築きたいと思い、取引先の意向に添う仕事した』
・『意向に添うよう努力して企画を考えれば、大変喜んでもらえた』

まとめ

似ている言葉ですが、使われている場面や意味に多少の違いがありますので、どのような状況でどちらを使えばいいかを考えて使いこなしてみるといいでしょう。