「入浴料」と「入浴剤」はどちらも入浴に関係する言葉です。
2つの言葉はそれぞれ何を意味しているのでしょうか。
今回は、「入浴料」と「入浴剤」の違いを解説します。
「入浴料」とは?
「入浴料」とは、「風呂の湯に入れて使う浴用化粧品」もしくは「入浴の対価として支払う料金」を意味する言葉です。
「入浴料」の使い方
「入浴料」は美容のために入浴時に風呂の湯に溶かして使う浴用化粧のことで肌を美しくために使う化粧品の一種に分類されます。
一般的な化粧品は顔に直接塗布して見た目を美しく整えるために使うものを指しますが、「入浴料」は風呂の湯に溶かし入浴することで成分を顔だけでなく全身の肌表面に行き渡らせてうるおいやツヤを保つ効果を発揮します。
「入浴剤」とは?
「入浴剤」とは、「体を温めるなど健康効果が期待されるお風呂用の医薬部外品」を指す言葉です。
「入浴剤」の使い方
温泉などで期待される入浴の健康効果を家庭用の風呂でも再現するための薬剤を指します。
腰痛や神経痛など身体の痛みのほかあせもやしもやけなど皮膚疾患に対して改善効果がある成分が配合されている風呂用の医薬部外品が「入浴剤」です。
「入浴料」と「入浴剤」の違い
「入浴料」と「入浴剤」の違いは「医薬部外品に相当するかどうか」です。
どちらもお風呂のお湯に溶かして使うもので使い方はほぼ同じですが「入浴料」は薬効成分を含まず化粧品に分類されるのに対し、「入浴剤」は薬効成分が配合された医薬部外品に分類されるものを指します。
成分表示や販売方法に関しても「入浴料」は化粧品の取り扱いに準じ「入浴剤」は医薬部外品として扱われます。
「入浴料」の例文
・『入浴料を使う』
・『美肌効果の高い入浴料』
「入浴剤」の例文
・『体の芯まで温まる入浴剤』
・『入浴剤で温泉気分を味わう』
まとめ
「入浴料」と「入浴剤」が表しているものは全く異なります。
それぞれの意味を正しく理解し使い分けましょう。