「モービル1」と「モービルスーパー」の違いとは?分かりやすく解釈

「モービル1」と「モービルスーパー」の違いとは?分かりやすく解釈乗り物

自動車のエンジンに使用されるエンジンオイルとして、おそらく最も有名なものはアメリカのエクソンモービルの「モービル1」ではないでしょうか。

それでは、この「モービル1」とはどういう意味でしょうか。

また、「モービルスーパー」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「モービル1」「モービルスーパー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「モービル1」とは?

「モービル1」とは、アメリカのエクソンモービルが販売している高性能ガソリンオイルの製品名であり、高度な技術で精製された「合成油」の代名詞でもあります。

実際には、すでに「完全合成油(フルシンセティック)」ではないようですが、イメージとしては、長年CMで見てきた「バナナで釘が打てるような極寒でも粘性を失わない」すぐれて製品というのが定着しています。


「モービルスーパー」とは?

「モービルスーパー」とは、「エクソンモービル」のエンジンオイルのブランド名であり、「モービル1」のような「合成油」だけではなく、そこに従来の精製技術で作られた「鉱物油」などをブレンドして、コストパフォーマンスを向上させたエンジンオイルのことです。


「モービル1」と「モービルスーパー」の違い

「モービル1」「モービルスーパー」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つの言葉は、エクソンモービル(日本では現在ENEOS)が販売しているエンジンオイルのブランドであることは同じですが、製法や特性などが違います。

最も大きな製法の違いは「モービル1」が、基本的には原油を高度な精製技術によって不純物を取り除いた「合成油」であるのに対して、「モービルスーパー」は、製品によって違いますが、昔ながらの製法の「鉱物油」か、それに「合成油」を混合したものになっています。

この製法の違いによって「モービル1」は、エンジンオイルとしてのすぐれた粘性や耐性を作り出すことができ、あのCMでも有名なエンジンオイルの代名詞となっています。

まとめ

この記事では、「モービル1」「モービルスーパー」の違いを、説明してきました。

これらの製品を販売しているアメリカの「エクソンモービル」ですが、日本の提携先は変更続きの紆余曲折を経ています。

「ヴァキュームオイル」の日本支社から始まり、「スタンヴァック」、東亜燃料から東燃ゼネラル、そして、現在は「ENEOS」となって落ち着いています。

この合併によって、以前は日本にも存在した「モービル」というガソリンスタンドは姿を消すことになりました。