この記事では、「父島」と「母島」の違いを分かりやすく説明します。
「父島」とは?
父島とは小笠原諸島の父島列島の島の1つで、東京都小笠原村に属しています。
小笠原諸島の中では、硫黄島に次いで大きな島です。
小笠原村の村役場も置かれており、周辺には兄島や弟島などがあります。
一度も大陸と陸続きになったことはないため、固有の植物や生き物が存在しています。
軍の施設が建設されていた歴史があり、アメリカの支配下に入ったこともありましたが、1968年に返還されています。
現在は2100人程が暮らしています。
本土との交通手段は船で、東京の竹芝埠頭と父島の二見港を結ぶルートがあります。
「母島」とは?
母島とは小笠原諸島の母島列島の島の1つで、東京都小笠原村に属しています。
周辺には姉島や妹島があります。
人口は450人程で、母島の南部に沖村という唯一の集落があります。
母島は父島から50㎞程のところに位置しており、父島の二見港と沖村にある沖港の間を定期船が運行しています。
主要な産業は農業や漁業、観光業などです。
パッションフルーツやミニトマト等が栽培されています。
また、母島にはハハジマメグロという鳥が生息していますが、ハハジマメグロは世界中で母島にしかいない鳥です。
「父島」と「母島」の違い
父島も母島も小笠原諸島の島です。
人が住んでいる島は小笠原諸島の中でも父島と母島だけになります。
人口が多く小笠原村の中心となっているのは父島で、村役場も父島に置かれています。
また、本土からの船が運行しているのは父島で、本土から直接母島に行く船はありません。
母島には父島から母島に出ている定期船を利用して赴く必要があります。
それからハハジマメグロという鳥は、母島だけに生息している鳥になります。
まとめ
父島と母島を比べると、人口が多く村役場が置かれているのは父島です。
母島には母島だけにしかいないハハジマメグロという鳥が生息しています。