この記事では、「オオマルモンダコ」と「ヒョウモンダコ」の違いを分かりやすく説明します。
「オオマルモンダコ」とは?
マダコ科ヒョウモンダコ属に属するタコの一種です。
黄色い体に青い輪のような模様があります。
全長は12㎝程で、2㎝ぐらいになると模様が出てきます。
オオマルモンダコという名前の由来は、この模様が大きいことにあります。
通常はあまり目立ちませんが、敵に襲われた時などには鮮やかな色に変化します。
また、唾液腺に神経毒を持っており、噛まれると非常に危険です。
オオマルモンダコが持つ神経毒はテトロドトキシンで、フグの毒と同じものになります。
「ヒョウモンダコ」とは?
マダコ科ヒョウモンダコ属に属するタコの一種で、ヒョウモンダコ属全体を指す場合もあります。
ヒョウモンダコ属には、ヒョウモンダコとオオマルモンダコを含めた4種類がいます。
ヒョウモンダコは温かい海域の海を好むので、熱帯や亜熱帯の海域に生息しています。
ただし、温暖化の影響もあって日本では東京などでも見られるようになりました。
全長は12㎝程で、唾液には猛毒のテトロドトキシンが含まれます。
「オオマルモンダコ」と「ヒョウモンダコ」の違い
オオマルモンダコとヒョウモンダコの違いは、体の模様にあります。
オオマルモンダコは全身に綺麗な丸い模様がありますが、ヒョウモンダコの模様は足の部分だけが丸く胴体部分は縞模様に近いです。
ヒョウモンダコは漢字では「豹紋蛸」と書きます。
ヒョウ柄に似ていることからその名前が付きました。
また、どちらもヒョウモンダコ属に属するタコです。
ヒョウモンダコ属に属するタコを全てヒョウモンダコと呼ぶ場合もあり、その際にはオオマルモンダコはヒョウモンダコの一種ということになります。
まとめ
オオマルモンダコとヒョウモンダコは、体の模様に違いがあります。
全身に丸い綺麗な模様があるのがオオマルモンダコで、丸い模様といびつな模様があるのがヒョウモンダコです。