「暖かい」と「ぬくい」の違いとは?分かりやすく解釈

「暖かい」と「ぬくい」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「暖かい」「ぬくい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「暖かい」とは?

「暖かい」「あたたかい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「気温が寒すぎず、暑すぎず丁度良い様子」という意味です。

2つ目は転じて「色の感じがやわらかく刺激が少ない様子」という意味です。

3つ目は「金銭が十分にある様子」という意味です。


「暖かい」の言葉の使い方

「暖かい」は形容詞として「ぽかぽか暖かい」「暖かい風が吹く」などと使われます。

同じ読み方をする漢字に「温かい」がありますが、この2つには違いがあります。

基本的に、「暖かい」「気温の様に体全体で感じる様子」という意味で、対義語は「寒い」になります。

「温かい」「部分的に感じたり、心で感じる様子」という意味で、対義語は「冷たい」になります。


「ぬくい」とは?

「ぬくい」「温い」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「物が冷たすぎず、熱すぎず、丁度良い様子」という意味です。

2つ目は「思いやりやいたわりの心がある」という意味です。

「ぬくい」の言葉の使い方

「ぬくい」「あたたかい」の方言で、主に西日本で使われていたものが全国に広まったものと言われています。

意味は「あたたかい」と同じですが、「温かい」と書くことから、「部分的に温度を感じる様子」「心で温度を感じる様子」として使われることが多くなります。

「暖かい」と「ぬくい」の違い

「暖かい」「体全体で温度を感じる様子」です。

「ぬくい」「部分的、または心で温度を感じる様子」です。

「暖かい」の例文

「暖かい」の例文は以下の通りです。

・『今日は春の様に暖かい』
・『南向きの部屋は日中暖かい』
・『外出するので暖かい格好をする』

「ぬくい」の例文

「ぬくい」の例文は以下の通りです。

・『布団がぬくい』
・『こたつの中はぬくい』
・『ぬくい部屋でみかんを食べる』

まとめ

今回は「暖かい」「ぬくい」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。