「そうしましたら」と「つきましては」の違いとは?分かりやすく解釈

「そうしましたら」と「つきましては」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「そうしましたら」「つきましては」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「そうしましたら」とは?

「それなら」を目上の人にも使えるよう丁寧語で伝える言葉が「そうしましたらば」です。

取引先からいつ商談できるか聞かれたとき、具体的に日にちを伝えるため「そうしまたら、来週の木曜日に参ります」と相手へ具体的に会う約束します。

また、これから会議を始めるとき、社員が全員揃ったことを確かめてから「そうしましたら、説明書に目を向けて頂けますでしょうか」といったように、主導権を握る側が指示を出すとき丁寧な命令形として使うわけです。


「つきましては」とは?

「したがって」という接続詞へ「~に関しては」といった連語を掛け合わせた言葉が「つきましては」です。

使い方としては「今回の結果につきましては」といい、後に「こちらの方で問題を解決しておくと伝えて、相手を安心させるとき使います。

また、相手に対して勧誘したり、案内用件を伝えるといったとき、前文につながるよう「10時に4階の会議場にお集まり下さい」「案内状をこちらよりお持ちします」と具体的に伝える際に使う言葉です。


「そうしましたら」と「つきましては」の違い

「そうしましたら」「つきましては」の違いを、分かりやすく解説します。

職場では、相手から今後の日程はどのようにするか具体的に聞かれたとき、いつならば都合がいいと返答するときに使います。

また、相手側がいつまでに仕上げてほしいか聞かれたときは「そうしましたら、14時までであれば送れます」と返事して、安心させるわけです。

もう一方の「つきましては」は前文の接続詞として使う言葉であり、具体的な返事したり、用件を伝えるときに使われています。

「そうしましたらば」の例文

・『そうしましたらば、書類を作成して明々後日までにお持ちします』
・『そうしましたらば、こちらの方から14時30分までにご連絡します』

「つきましては」の例文

・『今回のミスにつきましては、こちらで内密に処理させて頂きます』
・『つきましては、弊社から書類を発送しますのでご安心下さい』

まとめ

どちらも前の文章の接続詞として使われている言葉ですが、使う場面に多少の違いがありますので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。