「新語」と「旧語」はそれぞれ何を意味しどような基準で区別されているのでしょうか。
今回は、「新語」と「旧語」の違いを解説します。
「新語」とは?
「新語」とは、「新しく造られた言葉」のことです。
「新語」の使い方
我々が使っている言葉の中には古くから使われているもののと最近になって新しく作られたものの二種類が存在します。
「新語」は元々存在しておらず新しく造られた言葉を指します。
言葉ができる過程は一つではありません。
正式名称や用語として個人意図をもって造ることもあれば誰が言い出したのかわからず自然発生的に広まる形で定着しいつのまにか世間で使われるようになっているものあります。
成立過程や成り立ちにかかわらず出来て間もない新しい言葉はすべて「新語」です。
「旧語」とは?
「旧語」とは、「古くからある言葉」のことです。
「旧語」の使い方
昔から使われている古い言葉を指します。
古い言葉の中でも段階によって表現が異なり今では全く使われなくなってしまったような時代遅れの言葉を「死語」といい、意味は通じるものの古さを感じる言葉のことを「旧語」と表現します。
「新語」と「旧語」の違い
新しくできた言葉が「新語」、古くからある言葉が「旧語」という時代性の違いで区別されます。
「旧語」は誕生した年代が古い言葉という意味以外に「新しい言い方ではない古い言い方」という「新語」の反対語としての意味でも用いられる表現です。
スイーツを甘味、チケットを切符と呼ぶなど必ずしも最近誕生した言葉でなくても新しい言い方が存在する言葉に対する古い言い方のことを「旧語」と表現します。
「新語」の例文
・『毎年多くの新語が誕生しては消えていく』
・『年齢を重ねると新語についていけなくなる』
「旧語」の例文
・『旧語では若い人に伝わらない』
・『旧語を使うと年寄り臭く感じる』
まとめ
「新語」と「旧語」は言葉がいつ造られたのかで区別されるほか言葉に含まれる時代性の違いもあります。
それぞれの表す意味を正しく理解し区別してください。