「ウインナー」と「ソーセージ」はどちらも食肉加工品を指す言葉ですが、どのような違いで使い分ければいいのでしょうか。
今回は、「ウインナー」と「ソーセージ」の違いを解説します。
「ウインナー」とは?
「ウインナー」とは、「羊の腸を使って作る腸詰め」を指す言葉です。
「ウインナー」の使い方
動物の腸にひき肉を詰めて作る食肉加工品のことを「腸詰め」と言います。
腸詰めにはさまざまな動物の肉や腸が使用され使う材料によって呼び名が変わります。
「ウインナー」は羊の腸を使って作る腸詰めの名称です。
「ウインナー」はウイーン風という意味で、ウィーンではもともと羊が食用として広く利用されていたことから羊の腸を使った腸詰めのことを「ウインナー」と呼んでいます。
「ソーセージ」とは?
「ソーセージ」とは、「動物の腸にひき肉を詰めて作る食肉加工品の総称」です。
「ソーセージ」の使い方
動物の腸に塩や香辛料で風味付けしたひき肉を詰め茹でたり燻したりなどの方法で加熱して作る食肉加工品を指します。
元々は肉を長持ちさせるための保存食として作られていましたが、現在は食感の良さや独特の風味などを楽しむ目的で食べられています。
「ウインナー」と「ソーセージ」の違い
「ウインナー」と「ソーセージ」はどちらも腸詰めを指す言葉ですが示す範囲が異なります。
「ウインナー」は羊の腸を使って作る腸詰めのみを指すのに対し、「ソーセージ」は種類を問わず腸詰め全般を指す言葉です。
全ての腸詰めが「ソーセージ」で「ソーセージ」の中の種類として羊の腸を使ったものを指すのが「ウインナー」です。
「ウインナー」は正式名称を「ウインナーソーセージ」といい「ソーセージ」に含まれます。
まとめ
「ウインナー」と「ソーセージ」は同じものだと思われがちですが表しているのは全く別物です。
腸詰めには羊の腸を使ったもの以外にも牛の腸を使ったものや内臓を使ったものなど多くの種類があります。
違いを正しく理解して食材選びの参考にしてください。