この記事では、「金太郎飴」と「千歳飴」の違いを分かりやすく説明します。
金太郎飴とは?
金太郎飴とは切り飴の一つで、どこを切っても金太郎の顔が現れるように細工が施されている飴のことをいいます。
金太郎は物語に登場する子どもで、昔から桃太郎と並んで男の子を象徴する存在でした。
金太郎飴は飴の中でも組み飴と呼ばれる種類で、色を付けた飴を組み合わせることで切った時に顔が現れるように作られています。
金太郎を題材としているので金太郎飴と呼ばれていますが、金太郎以外の絵柄をモチーフにしたものも金太郎飴と呼ぶことも多いです。
果物や野菜、動物、キャラクター等をモチーフにした金太郎飴もあります。
千歳飴とは?
千歳飴とは、七五三に食べる縁起が良いとされる飴です。
細く長くなっていて、紅白の2本があります。
千歳飴の「千歳」とは千年という意味で、千年のように長生きしてほしいという願いが込められています。
千歳飴のルーツは江戸時代に浅草で売られ始めた千年飴とされます。
それが七五三と結び付き、七五三に千歳飴を食べると長寿になるといわれるようになりました。
当時は子どもの死亡率が高く、幼児のうちに命を落とすことも多くありました。
七五三は子どもの成長を氏神様に感謝し、加護を祈る日本の伝統的な行事です。
金太郎飴と千歳飴の違い
金太郎飴は日常的に食べられているお菓子で、長さに決まりはありません。
それに対して千歳飴は、七五三で食べるお菓子です。
長さは1m以内で、直径は15㎜以内と定められています。
金太郎飴は基本的に切って売られているので、千歳飴の方が金太郎飴よりも大分長いです。
また、金太郎飴には金太郎を始めとする絵柄がありますが、千歳飴に絵は描かれていません。
赤と白の色だけついています。
まとめ
金太郎飴は金太郎を始めとするモチーフが描かれている飴で、日常的なお菓子です。
千歳飴は七五三に食べるお菓子で、紅白の色が付いていて長くなっています。