この記事では、「粉茶」と「抹茶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「粉茶」とは?
「粉茶(こなちゃ)」とは、「荒茶(あらちゃ)」から「煎茶(せんちゃ)」を作る過程で出る粉状のものを言います。
「粉茶」は安価の割に、味は良いものが多く、コスパが良いお茶です。
また、「粉茶」は「粉末茶(ふんまつちゃ)」とは別物になります。
「粉末茶」とは、「煎茶」や「玉露」の茶葉を粉末にしたものを意味しています。
「抹茶」とは?
「抹茶(まっちゃ)」とは、碾茶(てんちゃ)を挽(ひ)いて粉末にしたもの、または、それに湯を注いで、撹拌(かくはん)した飲み物を表しています。
「抹茶」は茶道の他にも、抹茶味の食品などの食材として利用されています「碾茶」は蒸して、乾燥させた緑茶の一種です。
「粉茶」と「抹茶」の違い
「粉茶」と「抹茶」の違いを、分かりやすく解説します。
「粉茶」は「煎茶」を作る過程で出た粉状のもので、「煎茶」のような渋みのある味わいです。
一方、「抹茶」は碾茶を挽いて、粉末状にしたもので、まろやかな旨みがあります。
「粉茶」と「抹茶」には、これらのような違いが見られます。
まとめ
飲み物である「粉茶」や「抹茶」の「茶」は、「チャノキ」という樹木の葉や茎が原料となっています。
「チャノキ」は漢字で「茶の木」、「茶木」と表記されます。
また、「チャ(茶)」や「チャジュ(茶樹)」とも呼ばれています。
「チャノキ」はツバキ科ツバキ属に分類される常緑樹です。
野生の「チャノキ」は高木で、樹高が10mほどあります。
一方、栽培されている「チャノキ」は低木、または小高木で、高さは1mから7mくらいです。
「チャノキ」は10月から12月頃に、下向きで5花弁の白い花を咲かせます。
そして、翌年の9月から10月頃に、実が熟します。
「チャノキ」の葉は濃い緑色で、厚みがあり、光沢のある鋸歯をしています 「チャノキ」の葉は古くから飲み物に利用されてきました。
「粉茶」、「抹茶」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。