この記事では、「みつまめ」と「あんみつ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「みつまめ」とは?
寒天や色々な果物を切ってのせ、みつまめが入っている甘味を「みつまめ」といいます。
餡子は入っていない和の甘味であり、色とりどりの果物を目で楽しんで食べられるのが魅力です。
上にさくらんぼをのせれば、より可愛らしい見た目のスイーツになります。
この「みつまめ」が日本人の心を掴んだのは江戸時代末期であり、米粉から作られている新粉を使ったものでした。
そこに小さな粒の赤えんどう豆を盛り付けて、甘い味を出すため蜜を全体的にかけて食べるわけです。
「あんみつ」とは?
小豆を茹でて練った餡子をのせたみつまめを「あんみつ」といいます。
四角い形にかためた寒天の上に、煮て柔らかくしたみつまめを入れて、彩りに甘く煮た桃やアンズ、林檎などを盛り付け、最後に餡子を好きな量のせて完成です。
この「あんみつ」が世の中に広まったのは昭和に入ってからであり、銀座にある若松という店が「みつまめ」に餡子をのせたのが発祥と言われています。
果物がたっぷり入っている「フルーツあんみつ」はとても人気があり、多くの人に親しまれている甘味です。
「みつまめ」と「あんみつ」の違い
「みつまめ」と「あんみつ」の違いを、分かりやすく解説します。
赤えんどう豆を寒天の上にのせたのが「みつまめ」であり、黄桃や林檎といった果物を甘く煮たものをのせて、鮮やかなスイーツにしたものです。
この果物を色々入れたものを「フルーツみつまめ」といって、様々なビタミンが美味しく摂れます。
他にも泡立てたホイップがのっているものを「クリームみつまめ」といって甘味処で出すわけです。
もう一方の「あんみつ」は小豆を煮て練った餡子をのせた「みつまめ」であり、餡の甘みとコクを一緒に楽しめます。
まとめ
どちらも日本では古くから食べられている甘味ではありますが、のっているものに違いがありますので、実際に食べてみて異なる点を見比べてみるといいでしょう。