この記事では、「ういろう」と「ないろう」の違いを分かりやすく説明します。
ういろうとは?
ういろうとは和菓子の一種で、蒸して作る蒸し菓子に分類されます。
米粉などの穀粉に砂糖と水を加え、練ったものを型に入れて蒸篭で蒸して作ります。
米粉にはうるち米からできているものもあれば、もち米からできているものもあります。
また、小麦粉やワラビ粉を使うこともあります。
白砂糖を使ったものは白く、黒砂糖を使ったものは黒いです。
抹茶やさくら、コーヒーなど様々な風味のういろうがあります。
日本各地で販売されているお菓子で、地域によって味わいなどは違っています。
よく知られているのは名古屋銘菓のういろうで、お餅のような弾力があるのが特徴です。
ないろうとは?
大須ういろが販売しているオリジナル商品です。
ういろうの生地にこしあんを練り込んで蒸しあげた和菓子で、正式には「ないろ(内良)」といいます。
大須ういろではういろうのことも「ういろ(外良)」と呼んでいます。
大須ういろが1957年に登録商標を取得している和菓子なので、他の和菓子メーカーでは販売していません。
ういろうという名前が一般的なので、ないろもないろうと呼ばれることが多いです。
ういろうとないろうの違い
ういろうは穀粉から作られる和菓子の一般名称ですが、ないろうは大須ういろが販売している商品の呼び名です。
ういろうにこしあんが練り込まれているのがないろうです。
また、大須ういろではういろうも販売していますが、ないろうとは使用している原料にも違いがあります。
ういろうは米粉から作られていますが、ないろうには米粉の他に小麦粉も使われています。
そのためういろうはもっちりとした食感で、ないろうはしっとりとした食感になっています。
まとめ
ういろうは穀粉から作られる蒸し菓子で、ういろうにこしあんを練り込んであるのがないろうです。
ういろうはもっちりとした食感で、ないろうはしっとりしています。