この記事では、「セローム」と「モンステラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セローム」とは?
「セローム」とは、サトイモ科フィロデンドロン属に分類される常緑多年草のことを意味しています。
「セローム」の正式名称は、「フィロデンドロン・セロウム」と言います。
「セローム」の原産地はブラジルで、樹高は0. 8mから1. 7m程度です。
樹液にはシュウ酸が含まれています。
「セローム」の開花時期は不定期で、白や赤色の仏炎苞(ぶつえんほう)をつけます。
「モンステラ」とは?
「モンステラ」とは、サトイモ科ホウライショウ属(モンステラ属)に属する常緑つる性多年草のことを表しています。
花は肉穂花序(にくすいかじょ)で、白やクリーム色の仏炎苞に包まれています。
実は白色の液果です。
「モンステラ」は和名で「ホウライショウ」と言います。
「ホウライショウ」の漢字表記は、「鳳来蕉」になります。
「鳳来蕉」の「鳳」は、「おおとり」、「伝説上のめでたい鳥」などの意味があります。
そして、「来」は「くる」、「きたる」、「きたす」などを表しています。
さらに、「蕉」は「芭蕉」で植物の名」、「やつれる」、「たきぎ」などの意味があります。
「セローム」と「モンステラ」の違い
「セローム」と「モンステラ」の違いを、分かりやすく解説します。
「セローム」は、つるにならない多年草ですが、「モンステラ」はつる性多年草です。
また、「セローム」と「モンステラ」は、どちらもサトイモ科です。
しかし、「セローム」はフィロデンドロン属であるのに対し、「モンステラ」は、ホウライショウ属(モンステラ属)に分類されています。
両者にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「セローム」の別称には、「ヒトデカズラ」があります。
名前の由来は、葉がヒトデのような形に見えるところから来ています。
また、「モンステラ」には、「デンシンラン」、「ベッサム」の別名があります。
それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。