この記事では、「ジャンバラヤ」と「パエリア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ジャンバラヤ」とは?
「ジャンバラヤ」とはアメリカで作られている大衆的な米料理です。
肉や魚介類を炒めた油で野菜を炒めてそれらの旨味が移った油で米を炒めてから具材とともに炊き上げます。
コショウや唐辛子ニンニクタバスコなどを使った刺激的な味が特徴と言えるでしょう。
アメリカのニューオーリンズには様々な国から人が集まっているため、それぞれの文化の影響を受けた料理が生まれており「ジャンバラヤ」もその中の一つです。
「パエリア」とは?
「パエリア」とはスペイン東部発祥の米料理です。
野菜と肉や魚介類を平たい鍋で炒めたあと米と水とパプリカを加えて炊き上げます。
パプリカは色だけでなく風味付けの意味もありましたが、近年では高いパプリカの代わりに安価な着色料を使うことも少なくありません。
世界的に人気のスペイン料理であり本場では「パエリア」のお祭りも開催されていてスペイン人に強く根付いている料理です。
そういったスペイン人がアメリカに渡り文化を伝えた結果「ジャンバラヤ」が生まれたと言われています。
「ジャンバラヤ」と「パエリア」の違い
「ジャンバラヤ」と「パエリア」の違いを、分かりやすく解説します。
アメリカで肉や魚介類や野菜を炒めた油で米を炒めた後に炊く料理が「ジャンバラヤ」で、スペインの肉や魚介類や野菜を炒めたあと一緒に米を炊く料理が「パエリア」です。
「ジャンバラヤ」はコショウや唐辛子などを効かせてスパイシーな味にしますが、「パエリア」は塩とサフラン以外の調味料や香辛料を入れないため素朴な味がします。
まとめ
料理のルーツとしてはスペイン料理の「パエリア」が先にあり、それがアメリカに伝わって生まれたのが「ジャンバラヤ」という関係です。
味としてはスパイシーで刺激的な「ジャンバラヤ」に対し、材料の風味を素直に楽しめるのが「パエリア」と言えます。