この記事では、「理由」と「訳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「理由」とは?
「理由」は「りゆう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「ものごとがそうなったことを示す根拠」という意味です。
2つ目は「ものごとをその様に判断した根拠」という意味です。
3つ目は「結果に対してつける口実」という意味です。
「理由」の言葉の使い方
「理由」は名詞として「理由をつける・つけた」「理由を述べる」「判断理由」などと使われます。
「理」は「ことわり」とも読み「ものごとに備わった筋道」から転じて「きちんと整える」という意味、「由」は「よし」とも読み「そこから出てくる」から転じて「よりどころ」という意味、「理由」で「ものごとのよりどころとなる筋道」になります。
「訳」とは?
「訳」は「わけ・やく」と読み、前後の文章の意味により使い分けます。
「わけ」と読む場合の意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの筋道」という意味です。
2つ目は「言動が意味するところ」という意味です。
3つ目は「事情やいきさつ」という意味です。
4つ目は「当然の結果と思われること」という意味です。
「やく」と読む場合、「他の語に言い換えること」という意味です。
「訳」の言葉の使い方
「訳」は「わけ」と読む場合「訳がある・ない」「訳を話す」などと使われます。
「やく」と読む場合「訳する・訳した」「訳を入れる」などと使われます。
元の意味「他の言語に言いかえる」から転じて「事情や理由」になりました。
基本的に「わけ」と読む場合、「結果に対する事情や説明」という意味で使われます。
「理由」と「訳」の違い
「理由」は「ものごとのよりどころとなる筋道」です。
「訳」は「結果に対する事情や説明」です。
「理由」の例文
「理由」の例文は以下の通りです。
・『遅刻した理由を述べる』
・『応募した理由を説明する』
・『誘いを断るのに特に理由はない』
「訳」の例文
「訳」の例文は以下の通りです。
・『試合に負けたのには訳がある』
・『訳あって他人の家に厄介になっている』
・『訳を話してくれれば力になる』
まとめ
今回は「理由」と「訳」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。