この記事では、「弁護士」と「弁理士」の違いを分かりやすく説明していきます。
「弁護士」とは?
弁護士は、べんごしと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば分かる事でしょうが、その人にとって利益になる事を主張し助ける事という意味を持っている弁護の漢字に、特別な資格を身につけた人といった意味を有する士の漢字を付け足す事で完成した言葉となっています。
なので弁護士は、依頼または委嘱により訴訟に関する行為や法律事務を行う事を職務としている者を表すのです。
「弁護士」の言葉の使い方
弁護士は、訴訟事件やその他の法律事務を扱う者に対して使われる言葉となっています。
司法試験に合格して国家資格を取得した上で、弁護士名簿に登録した者に対して、この弁護士という言葉を使用するのです。
「弁理士」とは?
弁理士は、べんりしと読むのが正しい読み方となっています。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば理解出来る事ですが、物事を判別し判断する等の意味の弁理の文字に、一定の資格を持っている人という意味がある士の文字を加える事で成立した言葉です。
以上の事から弁理士は、特許や実用新案等に関して、特許庁等に対して行う手続きを代行したり鑑定等の事務を行う職業の者を示します。
「弁理士」の言葉の使い方
弁理士は、特許や意匠、商標等に関する手続きの代理や鑑定を行う者といった意味で用いられる言葉です。
弁理士法が定める資格を持った上で、弁理士登録簿に登録した者に対して、この弁理士という言葉が駆使されています。
「弁護士」と「弁理士」の違い
弁護士と弁理士の漢字表記を見比べてみると、2文字目の漢字が護と理という違いがある事を発見可能です。
所が他の2文字の漢字は同じなのでぱっと見は良く似た言葉同士ですが、表現する意味には大きな違いがあります。
弁護士は、主に依頼により訴訟事件を扱ったり法律事務を行う職業を表すのです。
一方の弁理士は、特許や商標等に関し、特許庁に対する手続きの代理や鑑定等の事務手続きを行う職業を示します。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字があるものの、指し示す意味合いには明確な違いがあるのです。
ちなみに弁護士は、訴訟事件の弁護を担当したり、法律事務を行う職業に対して使われる言葉となっています。
対する弁理士は、特許や実用新案、商標等に関し、特許庁等への手続きの代行や鑑定といった事務手続きを実施する職業を示す際に用いられる言葉です。