「お断りします」と「お断り申し上げます」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「お断りします」と「お断り申し上げます」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お断りします」とは?
「お断りします」の「お断り」とは、拒絶する、辞退する、拒否する、といった意味を持ちます。
そのことから、「お断りします」には、「辞退します」、「拒否します」といった意味になります。
自分の意志を明確に、そして、強く主張する言い方となり、相手に対し自分の意志をストレートに伝える際に用いられる言葉になります。
そのため、場合によっては相手を不快にさせてしまう可能性もある、注意が必要な言葉です。
ただし、「お断りします」は、文法的には正しい敬語になります。
謙譲語と丁寧語をつなげた言葉で、決して、偉そうな言い方の言葉ではありません。
「お断りします」の言葉の使い方
「飲食の持ち込みはお断りします」や「団体での参加はお断りします」、「途中退室はお断りします」などといた形で、日常的に用いられています。
「お断り申し上げます」とは?
「お断り申し上げます」は、「お断り」に「申し上げます」が付けられた言葉になります。
「お断り」には、拒絶する、辞退する、拒否する、といった意味があります。
また、「申し上げます」には、言わせて頂きますといった意味があり、それら2つの言葉が組み合わさることで、「辞退すると言わせて頂きます」や「拒否すると言わせて頂きます」といった意味になります。
「お断り申し上げます」の言葉の使い方
「子供だけの参加はお断り申し上げます」や「アルコールの持ち込みは、お断り申し上げます」などといった形で用いられます。
「お断りします」と「お断り申し上げます」の違い
基本的に「お断りします」と「お断り申し上げます」に違いはなく、類語関係にある言葉になります。
そのため、どちらを選択しても問題はありません。
そのうえで、「お断り申し上げます」の方には、「申し上げる」。
つまり、「言わせてもらう」といった意味が込められた言葉になります。
まとめ
この2つの言葉は類語関係にあり大きな違いはありません。