「有名無実」と「名実一体」の違いとは?分かりやすく解釈

「有名無実」と「名実一体」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「有名無実」「名実一体」の違いを分かりやすく説明していきます。

「有名無実」とは?

「有名無実」「ゆうめいむじつ」と読みます。

意味は「評判ばかり高く、実際に役に立たないこと」です。

名前ばかりが有名で、すばらしいものの様に知れわたっているものの、実際には全く内容が伴っていない様子を表します。


「有名無実」の言葉の解説

「有名無実」「名声があっても実質がない」という意味の四字熟語です。

中国の春秋時代に記された歴史書「国語」に記されている一節が由来とされています。

晋の大臣である韓宣子(かんせんし)が、「吾(われ)卿(けい)の名有りて其(そ)の実無し」と言い、「私は大臣といっても名ばかりで実質がない」という意味です。

ここから「高い地位にやっても実際に力を持たない」として使われ、転じて「名声があっても実際に役に立たないこと」という意味になりました。


「名実一体」とは?

「名実一体」「めいじついったい」と読みます。

意味は「名声や評判が、そのものの実体に見合っていること」です。

あるものが、世間に広まっている評判通りの能力や価値を持っていることを表します。

「名実一体」の言葉の解説

「名実一体」は、「名声と実態が一致している」という意味の四字熟語です。

特に語源や由来などはなく、漢字の意味により使われています。

「名」「表向きに知られている評判」という意味、「実」「実体」という意味、「一体」「ひとつにまとまっている」という意味、「名実一体」で、「世間に知られている評判と実態がひとつのものであること」になります。

「有名無実」と「名実一体」の違い

「有名無実」「名声があっても実際に役に立たないこと」です。

「名実一体」「世間に知られている評判と実態がひとつのものであること」です。

まとめ

今回は「有名無実」「名実一体」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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