この記事では、「かまぼこ」と「正月用のかまぼこ」との違いを分かりやすく説明します。
かまぼことは?
白身の魚のすり身に調味料などを加え、成型して加熱して作る加工食品のことをいいます。
魚肉はすり潰すことでタンパク質が溶け出し、網目状に結びつきます。
加熱することでそれが硬くなるので、独特の歯ごたえが生まれます。
また、歯ごたえを出すために添加剤などを加える場合もあります。
かまぼこに使われる魚には、スケトウダラやイトヨリダイ、ヨシキリザメ、タチウオ等が挙げられます。
特にスケトウダラを使ったかまぼこが多いです。
正月用のかまぼことは?
正月用のかまぼこは、おせちに欠かせない食べ物です。
かまぼこの形は日の出の形ににているため、昔から縁起が良いとされてきました。
正月用のかまぼこには、アマダイやグチ、ハモ、ムツ、ハタハタなどの魚が使われていることが多いです。
値段は通常のかまぼこよりも高く販売されています。
添加剤などはあまり使われていません。
かまぼこと正月用のかまぼこの違い
かまぼこよりも正月用のかまぼこの方が高級品で、使われてい原料にも違いがあります。
一般的なかまぼこに使われているのはスケトウダラで、価格は安価です。
スケトウダラはたらこの原料になる魚ですが、卵をとった後の身は痩せていてあまり美味しくありません。
そのため魚肉の練り製品に使われることが多いのです。
それに対して正月用のかまぼこは、アマダイやグチなど高級な魚を使用していることが多いです。
添加剤を入れなくても固まるので、通常のかまぼこよりも添加剤は控え目になっています。
そのため正月用のかまぼこの方が美味しいですが、中には通常のかまぼこを正月用として販売していることもあります。
まとめ
かまぼこは原料にスケトウダラを使うことが多いですが、正月用のかまぼこにはアマダイやグチ、ハモ、ムツ、ハタハタなど高級な魚が使われていることが多いです。