この記事では、「自給自足」と「地産地消」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自給自足」とは?
「自給自足(じきゅうじそく)」とは、自分が必要とする物資を他から求めずに、自分でまかなうことを言います。
「自給自足」の「自」は「みずから」、「自分で」、「自身で」などの意味があります。
また、「給」は「手当」、「たまう」、「満たす」などを表しています。
そして、「足」は「動物のあし」、「たす」、「たりる」などを指しています。
「自給自足」は漢字の意味で見てみると、「自ら足して、自身で満たす」のような意味合いになります。
「地産地消」とは?
「地産地消(ちさんちしょう)」とは、地元で生産されたものや、とれたものを、地元内で消費することを表しています。
「地産地消」の「地」は、「大地」、「その土地の」、「本質」などの意味を持っています。
さらに「産」は、「うむ」、「うまれる」、「生産(物)」などを指しています。
そして、「消」は「きえる」、「なくなる」、「使う」などを表しています。
「地産地消」は漢字の意味でみると、「その土地の生産物をその土地で使う」と言うような意味合いになります。
「自給自足」と「地産地消」の違い
「自給自足」と「地産地消」の違いを、分かりやすく解説します。
「自給自足」とは、必要な物は自分で間に合わせることを意味しています。
一方、「地産地消」は地域でとれたものを、その地域内で消費することを言います。
「自給自足」は個人に対して使うことが多いですが、「地産地消」はその地域で行うことなので、規模の大きさにに違いがあります。
「自給自足」の例文
・『私は将来、地方で自給自足の生活を送りたいと思っています』
・『彼は長年、米や野菜を作っていて、ほぼ自給自足の生活を続けています』
「地産地消」の例文
・『地産地消のメリットの一つに、輸送コストを下げることが挙げられます』
・『私は地産地消に倣い、地元の農家さんの野菜を購入しています』
まとめ
「自給自足」と関連した意味を持つ言葉としては、「自活」、「アウタルキー」、「自助自立」、「独力」、あるいは「自家製」などが挙げられます。
そして、「地産地消」と関連した言葉では、「ロカボア」、「地産地食」、「地域生産・地域消費」、「地産地消主義」、または「ウッドマイルズ」などがあります。
それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。