「資金調達」と「資金運用」の違いとは?分かりやすく解釈

「資金調達」と「資金運用」の違いとは?違い

この記事では、「資金調達」「資金運用」の違いを分かりやすく説明していきます。

「資金調達」とは?

「資金調達」とは事業などに使うためのお金を用意することです。

銀行からの融資を受けることが「資金調達」の代表とイメージされますが、今取り扱っている事業で利益を出すことも「資金調達」に含みます。

また開業するためであれば他の企業で働くことも「資金調達」となるでしょう。

それがどのような手段であっても事業に使うためのお金を用意することであれば「資金調達」と言えます。


「資金運用」とは?

「資金運用」とは事業を続けるために調達したお金を使うことです。

必要な機械や設備を導入して事業ができるようにする、借入金を返済して利息による利益の圧迫を解消するなど長期的に利益を出したり支出を減らすためにお金を使うことを指します。

そのため商品や原料の仕入れなどは資金を使っていても「資金運用」に含みません。

「資金運用」することで結果的に利益が増え資金が調達されることになりますが、あくまでも結果的に資金が増えることではなく事業のためにお金を使うことを指している言葉です。


「資金調達」と「資金運用」の違い

「資金調達」「資金運用」の違いを、分かりやすく解説します。

事業に使うためにお金を用意することが「資金調達」で、長期的に事業を続けるためにお金を使うことが「資金運用」です。

「資金調達」は長期的に使うためのお金も短期的に使うためのお金も含みます。

しかし「資金運用」という場合設備購入などの継続的あるいは長期的に利益を出すための使い方を指し、売るための商品の仕入れなど短期的あるいは直接的に利益を出すための使い方は含めません。

まとめ

事業は用意した資金を使って資金を確保しまた使うの繰り返しであり、資金を用意することと資金を使うことは繋がっています。

ですがたとえ結果がつながっているとしても「資金調達」は資金を確保し用意することだけですし、「資金運用」はその資金を長期的に利益を増やすために使うことだけを指す言葉です。

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