この記事では、「山紫水明」と「風光明媚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「山紫水明」とは?
山紫水明は、さんしすいめいと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、暮れの山という意味を持つ山紫の漢字に、清らかな水が日月等の光によって明確に見える事といった意味を有する水明の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ山紫水明は、山は日に映える事で紫色に見え、川の水は澄んでいて清らかである事を表すのです。
「山紫水明」の言葉の使い方
山紫水明は、山は日に映えて紫色で、川は澄んで清らかに見えるといった意味に使われる言葉となっています。
要するに、山と川の景色が非常に美しい、という意味を表現する言葉として使用されているのです。
「風光明媚」とは?
風光明媚は、ふうこうめいびと読むのが正しい読み方となっています。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、美しい自然の眺めとか景色等の意味の風光の文字に、山水の景色が美しい事を意味する明媚の文字を付け加える事で完成した言葉です。
なので風光明媚は、自然の景色が美しい事を示します。
「風光明媚」の言葉の使い方
風光明媚は、自然の眺めが清らかな上に美しいという意味の言葉として用いられているのです。
眺めや景色が良い場所に対して、風光明媚な地や、風光明媚な場所といった表現を見掛ける事が出来ます。
「山紫水明」と「風光明媚」の違い
山紫水明と風光明媚の漢字表記を見比べれば、山紫水と風光に媚という漢字の違いがある事を発見可能です。
所が明の漢字は共通しており、どちらも美しい自然の景色を指し示す言葉となっています。
とはいえ山紫水明は、山と川に対して限定的に使う言葉です。
一方の風光明媚は、全ての自然が対象となります。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字がある上に、共に綺麗な景色という意味の言葉として使用されているのです。
ただし山紫水明は、山と川に対する美しさを表す言葉として使われています。
対する風光明媚は、自然全般に駆使される言葉となっているのです。