この記事では、「上申書」【じょうしんしょ】と「答申書」【とうしんしょ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「上申書」とは?意味
意見を申し述べるため官公庁や特許庁に対して作成し、提出する文書を「上申書」【じょうしんしょ】といいます。
法的に行う手続きではなく、個人が不服を申し立てるときや、報告すべき内容を報告することで理解してもらうための書類を指すわけです。
例えば、妊娠中の妻が車の中で破水したため病院に行こうと速度を出して交通違反したとか、動物を避けるためハンドルを急にきって対向車線にはみ出して事故を起こしたなど事実を理解してもらえるよう提出する文書が「上申書」といいます。
「答申書」とは?意味
行政機関から問題の見解を追及するため諮問【しもん】されたとき、答申するために書面を作成して提出する書類を「答申書」【とうしんしょ】といいます。
例えば、事件が起きたとき被害者が加害者と後々争わないようにするため意思を文章にして書面化するときこの「答申書」を書くわけです。
上役が自分の要望や意見を読んで理解するよう分かりやすく内容をまとめて書けば気持ちが伝わるでしょう。
市のホームページにはいつでも「答申書」を閲覧できるよう公表して、市民に理解を深めてもらう場合があります。
「上申書」と「答申書」の違い
「上申書」と「答申書」の違いを、分かりやすく解説します。
事件や事故を起こした際、自分の方から聞いてほしいことを文書にして、提出するものを「上申書」といいます。
警察に提出する「上申書」に違反や事故を起こしたとき何が原因でそうなったのか理由を聞いてほしいと思うとき文書にして出せば、処分が軽くなる場合もあるのです。
もう一方の「答申書」は自分が思っていることを伝えるために書く書面であり、これにより紛争を避けたり、処分を軽減できるようになります。
まとめ
どちらも自分の方から提出する書類を指すものですが、記入する目的に違いがありますので、自分なりに書き方や異なる点を見比べてみるといいでしょう。