「著名人」と「有名人」の違いとは？使い方や例文も徹底的に解釈

この記事では、「著名人」と「有名人」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「著名人」と「有名人」の違いと使い方の違い
1. 「著名人」と「有名人」の英語表記の違い
「著名人」の意味
「有名人」の意味
まとめ

「著名人」と「有名人」の違いと使い方の違い

「著名人」と「有名人」の違いは、世間にどのように名前が知れているかと言う点になります。

「著名人」においては、優れた働きなどによって名前が知られている人を指すため、基本的に悪い意味は含まれません。

しかし「有名人」においては、どのような理由で名前が知れ渡ったのかが問われませんので、悪い意味で名前が知られている人に対しても「有名人」と呼ぶ事になります。

ですから、一部「著名人」と「有名人」が重複して呼ばれる場合があるという事になります。

オリンピック選手など、スポーツの分野において功績を残した人は「著名人」であり、「有名人」です。

しかし、重大な犯罪を起こしてしまい、ニュースなどで名前が知れわたってしまった人に対しては「著名人」とは呼ばれず、「有名人」と呼ばれる事になります。

「著名人」と「有名人」の英語表記の違い

「著名人」と「有名人」の英語表記はともに“celebrity”や“big names”、“public figure”などと表わします。

「著名人」の意味

「著名人」とは、「ちょめいじん」と読み、世間に名前が知られている人を指します。

「著名人」は、優れた働きや成果によって社会的に知られている人を指す言葉となります。

基本的に、何かの成果や特定の分野などで名前が知られている人を指すため、犯罪を犯して名前が知れ渡った人に対しては「著名人」とは使われません。

「著名人」の使い方

「著名人」は、優れた働きや功績によって名前が世間に知られている人を指すため、悪い意味で使われる事はありません。

例えばオリンピック選手や、スポーツで功績を残している選手などは「著名人」と呼べますし、総理大臣や政治家なども「著名人」に当たります。

しかし犯罪を犯したりして有名になったりした人や、一部しか名前の知られていない人などは「著名人」とは言いません。

尊敬している先生など、自分や周囲の一部の人に名前が知れていたとしても、世間一般的に名前は知られていない存在ですので「著名人」ではありません。

しかしその先生が、何かの研究などで世間的に有名な先生だったりした場合は「著名人」と言われます。

「著名人」と呼ばれる人のその理由については様々です。

例えば、研究分野で有名だったり、経済で有名だったり、有名大企業の社長など、世間に名前が知れている人は「著名人」に当たりますので、様々な分野の人が当てはまるという事になります。

「著名人」を使った例文

・『野球の分野では非常に著名人の彼は、地元に帰った時は人気者になる』

・『ある著名人にプライベートで会った事があるが、メディアで見る印象とはまるで別人だった』

・『著名人が政治的な発言をする度に、少し悲しい気持ちになる』

・『ノーベル賞を受賞した著名人は、生涯尊敬されるだろう』

・『僕の父親は、ある分野の研究では著名人であるが、家に帰ると他の家族と変わらないやさしい父になる』

「著名人」の類語

「著名人」の類語には、特定の分野において高い知識を持っている「名人」や、特定の分野において他者からも尊敬されていて偉大な人に対して使われえる「権威」などが挙げられます。

「有名人」の意味

「有名人」とは、「ゆうめいじん」と読み、世間に名前が知られている人を指します。

この「有名人」には、名前が知られている理由は問わないという特徴があります。

ですので、特定の分野で成功を収めている人はもちろんの事、社会的に注目された犯罪などで逮捕された人に対しても「有名人」が使用されます。

またその範囲も狭い場合があり、自分が住んでいる地域だけで名前が知られている場合も、他の地域では全く無名ですが、その付近の人にとっては「有名人」となります。

「有名人」の使い方

「有名人」は、名前が知れている場合に使われる言葉です。

その理由や原因について関係なく、どのような形においても名前が知られている場合は「有名人」と使われます。

例えば、オリンピック選手は「著名人」でもあり「有名人」でもあるという事になり、犯罪者は「有名人」となります。

またテレビなどで活躍している、タレントやお笑い芸人なども全て「有名人」となります。

有名かどうかの範囲についても特に縛りはなく、特定の地域だけで名前が知られている場合であっても「有名人」という呼び方がされます。