この記事では、「駅伝」と「リレー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「駅伝」とは?
「駅伝」は「えきでん」と読みます。
意味は、「数人でチームを組み、長距離を区間に分け、一人ずつ順番にたすきを受け継ぎながら走る競技のこと」です。
前の走者が中継所に到着した時に次の走者にたすきを渡し、ひとりずつつなぎながらゴールまで走り、タイムを競う陸上競技を表します。
「駅伝」の言葉の使い方
「駅伝」は「駅伝競走」を省略した言葉です。
「駅伝」は、古代から江戸時代まであった「駅伝制」に由来していると言われています。
江戸時代までは馬が人や荷物を運ぶ役割をしていて、「駅馬(えきば)」と呼ばれていました。
また、乗り継用の馬は「伝馬(てんま)」と「呼ばれ、「駅場」「伝馬」の役割に似ているこから「駅伝」と呼ばれる様になったのです。
「リレー」とは?
「リレー」の意味は以下の通りです。
1つ目は「物を順番に受け継いで、次々送り伝えていくこと」という意味です。
2目は転じて、「陸上で、数人でチームを組み、短距離を一人ずつ順番に走り、バトンを受け継いでゴールを目指す競技のこと」という意味です。
「リレー」の言葉の使い方
「リレー」は英語の「relay」が日本語化した言葉で「中継」「取り継ぐ」「リレー競技」などの意味があります。
本来は「中継すること」ですが、転じて「短距離を中継しながら交代で走る競技」として使われています。
「駅伝」と「リレー」の違い
「駅伝」は「長距離を、一人ずつたすきを受け継ぎながらゴールを目指す陸上競技」です。
「リレー」は「物を中継しながら次々に送ること」「短距離を、一人ずつバトンを受け継ぎながらゴールを目指す陸上競技」です。
「駅伝」の例文
「駅伝」の例文は以下の通りです。
・『正月は箱根駅伝が楽しみだ』
・『駅伝は坂道がカギになる』
・『駅伝でたすきが間に合わず繰り上げ出発になる』
「リレー」の例文
「リレー」の例文は以下の通りです。
・『短距離が得意でリレー選手に選ばれる』
・『リレーでバトンを落してビリになる』
・『ボヤが起きたので近所の人で水をバケツリレーする』
まとめ
今回は「駅伝」と「リレー」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。