この記事では、「玄米」と「麦ごはん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「玄米」とは?
「玄米(げんまい・くろごめ)」とは、籾(もみ)から籾殻(もみがら)を取り除いたもので、精米していないお米のことを言います。
「玄米」の「玄」は、「くろ」、「赤みを帯びた黒色」、「北の方角」などの意味があります。
また「米」は、「こめ」、「よね」、「稲の実」などを指しています。
そのため、漢字の意味から見ると、「玄米」は「玄(くろ)い米」と言う意味合いになります。
「麦ごはん」とは?
「麦(むぎ)ごはん」とは、大麦や裸麦などの麦類と、米を混ぜて炊いたご飯のことを表しています。
麦類だけで炊いたものもありますが、白米と混ぜたものが一般的なようです。
「麦ごはん」の「麦」は、「むぎ」、「穀物の名」、「イネ科の穀物」などの意味を持っています。
「玄米」と「麦ごはん」の違い
「玄米」と「麦ごはん」の違いを、分かりやすく解説します。
「玄米」とは、籾殻を取り除いただけで、精米していないお米のことを意味しています。
一方、「麦ごはん」は、主に大麦と白米を混ぜ合わせて炊いたご飯のことを言います。
「玄米」はお米のことを指していますが、「麦ごはん」は麦とお米を混ぜて炊いたものなので、この点に違いがあります。
まとめ
「玄米」と関連した意味を持つ言葉としては、「精白米(せいはくまい)」、「籾」、「黒米(くろまい・くろごめ)」、「くず米」、または「もち米」などが挙げられます。
また、「麦ごはん」と関連した意味の語には、「麦ご飯」、「麦飯(むぎめし・むぎいい・ばくはん・ばくめし)」、「押麦・押し麦(おしむぎ)」、「もち麦」、あるいは「精麦(せいばく)」などがあります。
「玄米」や「麦ごはん」の他にも、「雑穀米(ざっこくまい)」というのがあります。
「雑穀米」とは白米に雑穀を混ぜて炊いたご飯のことを言います。
雑穀は米や小麦、大麦を除いた穀物のことを表しています。
それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。