この記事では、「下見」と「事前準備」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「下見」とは?
現場がどのような状態になっているか、工事する前に調べておくことを「下見」【したみ】といいます。
家を建てるその土地に行き、幅や奥行き、広さを測って調べるのです。
調べておけば、どのくらいの大きさの家を建てられるかが分かり、設計するための基準になります。
また、会場でイベントを開催するときにも場所の位置や広さを把握し、どのくらいの店舗が出せるか、人を呼び込んで収益になるか具体的に出すわけです。
「事前準備」とは?
作業する上で、先に準備しておくべき物を取り上げて用意することを「事前準備」【じぜんじゅんび】といいます。
工場であれば機械の点検や工員がやるべき仕事の事前に確かめて、使う部品を揃えるのが準備となるわけです。
営業では勧める商品によりどの地域で売るか調べたり、ロープレを取り入れるのが準備になります。
このように、取り入れるべきことを把握して用意しておく行為を指すのです。
「下見」と「事前準備」の違い
ここでは「下見」と「事前準備」の違いを、分かりやすく解説します。
これから行なうイベントや工事する前に現場へ行って広さを調べたり、どこにどのような店を開くか見て把握することを「下見」といいます。
下検分といった意味がある言葉で、実際に現場に行っては目で見て、検査するといった意味があるのです。
もう一方の「事前準備」は当日のために確保した場所の広さを調べるために行なう下見をしたり、用意する物を揃える行為を指します。
「下見」の例文
・『進学したい高校を下見するため親と行く日程を決めた』
・『店舗を借りるため下見して、準備するものを買い集めた』
「事前準備」の例文
・『問題が起きないためにも、事前準備を勧めるよう社員に伝えた』
・『大会を成功させるには、事前準備に時間をかけて計画を練る』
まとめ
事を行なう前に、先に現場に行って状況や広さを確認するという意味がある言葉をご紹介しました。
ただ、使い方に多少の違いがありますので、比較して調べてみるといいでしょう。
