この記事では、「ひきわり納豆」と「粒納豆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ひきわり納豆(なっとう)」とは?
「ひきわり納豆」とは、ひき臼(うす)などで、ひき割った大豆を原料として作られる納豆のことを言います。
「ひきわり納豆」の「ひきわり」は、穀物を臼などで、粗くひいたものなどの意味があります。
また「納」は、「いれる」、「おさめる」、「しまう」などを指しています。
そして、「豆」は「まめ」、「マメ科の植物や種子」、「非常に小さいものの形容」などを表しています。
そのため、漢字の意味から見ると、「ひきわり納豆」は「粗くひいた豆を納めたもの」と言うような意味合いになります。
「粒納豆」とは?
「粒納豆」とは、粒状の大豆をそのまま用いて作った納豆のことを表しています。
そのため、使われる大豆によって納豆の粒の大きさや味などが異なります。
「粒納豆」の「粒」は、「つぶ」、「穀物のつぶ」、「丸くて小さいもの」などの意味を持っています。
また「納」と「豆」は、前述のとおりの意味になります。
そのため、漢字の意味から見ると、「粒納豆」は「豆の粒を納めたもの」のような意味合いになります。
「ひきわり納豆」と「粒納豆」の違い
「ひきわり納豆」と「粒納豆」の違いを、分かりやすく解説します。
「ひきわり納豆」とは、臼などでひき割った大豆で作られた納豆のことを意味しています。
一方、「粒納豆」は大豆の粒をそのまま納豆にしたものを言います。
「ひきわり納豆」は大豆をひき割った後に、大豆の表皮を取り除きますが、「粒納豆」は大豆の表皮がそのまま残っているので、この点に違いがあります。
また、「ひきわり納豆」は豆が割れた形状をしていますが、「粒納豆」は豆そのものの見た目なので、この点にも違いが見られます。
まとめ
「納豆」とは、煮たり蒸したりした大豆を、納豆菌で発酵させた食品のことを言います。
納豆類には他にも、「寺(てら)納豆」や「五斗(ごと)納豆」などがあります。
「寺納豆」とは、蒸した大豆に麹(こうじ)を入れて発酵させ、塩水に浸して乾燥させた食品のことを表しています。
また、「五斗納豆」は「ひきわり納豆」に麹、塩を加えて熟成させた食品のことを意味しています。
それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。