この記事では、「どて焼き」と「すじ煮込み」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どて焼き」とは?
牛すじ肉をみりんや味噌で長時間煮込んだ食べもののことです。
鍋のふちに味噌を土手のように盛って煮込むことから、この名がついたといわれています。
大阪の郷土料理です。
作り方を簡単に説明します。
牛すじ肉は熱湯でさっとゆでて、くさみを取り除きます。
青ネギは、白い部分と青い部分をわけ、青い部分小口切りにします。
鍋に牛すじ肉、青ネギの白い部分、水、生姜の薄切りを入れて、牛すじ肉が柔らかくなるまでゆでます。
柔らかくなったものを一口大に切ります。
鍋に先ほどのゆで汁と一口大に切ったこんにゃく、牛すじ、味噌、砂糖、みりん、酒を入れて煮つめます。
煮詰まったら完成です。
焦げ付かないように注意が必要です。
「すじ煮込み」とは?
牛すじ肉を煮込んだ食べもののことです。
作り方を簡単に説明します。
牛すじと水を鍋に入れて、アクをとりながら30分ほどゆでます。
ゆであがったら一口大に切ります。
大根を乱切りにします。
こんにゃくを一口大に切り、下茹でをします。
鍋に牛すじ肉、大根、こんにゃく、水、だしを入れて火にかけます。
煮立ったら、赤トウガラシ、ネギの青い部分、生姜の薄切り、醤油、酒、みりん、砂糖を入れて煮ます。
最後に味噌を適量入れて煮たら完成です。
「どて焼き」と「すじ煮込み」の違い
「どて焼き」と「すじ煮込み」の違いを、分かりやすく解説します。
牛すじ肉を使用し、煮込んでいるという点が似ていますが、2つのものは違う食べものとして扱われています。
大きな違いは味噌の使用量です。
前者は、味噌を多量に使用します。
4人分で100g程度は使います。
後者の場合は味つけ程度に使うので、使用量は多くありません。
また、前者は大阪の郷土料理です。
まとめ
牛すじ肉を煮た料理という点は同じですが、味噌の使用量に違いがあります。